商品コード:1301-022tb[PHILIPS] E.ヨッフム指揮ベルリンpo. / ベートーヴェン:交響曲5番Op.67「運命」
商品コード: 1301-022tb
商品詳細:ヨッフムのベートーヴェン交響曲全集はDGG(1952-61)が初で2回目がPHILIPS。しかしそれ以前に「運命」は2回録音がある。初回は大戦下の1945年のSP録音。これが2回目の1951年5月のLP最初期のモノラル録音。ベルリンpo.の大迫力が伝わる、非常に端正な演奏。テンポも少し早めで、当時としては画期的。スピードの変化も無い。1959年バイエルン放送so.(ステレオ)が人気だが、これを知ったら考えも変わるはず。極めて理想的な演出。クレッシェンドはさすがに天下のベルリンpo.であることを認識する大胆な表現!名演!初出は共通デザインジャケットに入るアズキ/金文字レーベルだが滅多になく、盤質7が有るとは思えない。ヨッフムのベルリン・フィルへのデビューは30歳の時の1932年で、以後フルトヴェングラー時代、カラヤン時代を通じて毎シーズンのように客演し、死の前年の1986年にアラウとの「皇帝」と「運命」を振って、最後の客演を締めくくっている。ヨッフムは実に50年間以上にわたりベルリン・フィルとの客演関係を保ったわけで、常任指揮者も含めてこれを超える指揮者はいない。オケはフルトヴェングラー時代の香りを湛える気分を出し、重厚で濃厚な響きが地のそこから湧き上がってくるような名演である。何度となく再版が繰り返された録音であり、クリュイタンスがベルリンpo.を振って全集を完成させるまでは、この演奏を超えるベルリンpo.の「運命」の録音はなかった。勿論クリュイタンスとは全くスタンスの異なる演奏だが、ヨッフムがよりドイツ的であり、フルトヴェングラーに近い演奏であることは確か。ベルリンpo.の黄金時代の音がわかる!
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