[COLUMBIA] S.フランソワ(pf) G.ツィピーヌ指揮パリ音楽院o. / ショパン:Pf協奏曲1番Op.11, リスト:Pf協奏曲1番

[ 1302-044 ] Liszt, Chopin / Samson François, Georges Tzipine

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商品コード: 1302-044

作品名:ショパン:Pf協奏曲1番Op.11 | リスト:Pf協奏曲1番
演奏者:S.フランソワ(pf)G.ツィピーヌ指揮パリ音楽院o.
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 341
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:両面に無音ヘアラインあり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル・タイプ】---紺/銀音符内溝, センターホール上にLongue Durée □33 1/3 Microsillon, 3時に33 1/3 Tours minute, 6時にMade in France(ラウンド銀文字), フラット重量, 表記されたレコード番号:33 FCX 341, Price Code:Ⓐ, Rights Society:DP, (P)なし, スタンパー/マトリクス:XLX 281 21/XLX 282 21B(ストレート小文字スタンパー・Pathéタイプ), EMIグループCOLUMBIA系フランス録音のモノラル製造を示すXLX***で始まりレコード番号を含まないフランス型フランス専用マトリクス使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 159878/M6 179242 (B面にM6 159879あり), 再補助マトリクス:なし・パテキュラー(Patéculaire)はない, ストレート本体とストレートM6スタンパーと2種併存のPathéプレス, 1950年代のスタンパーを用いた1956年頃の製造分, 内溝フラット盤の最初期分, Disque incassableのロゴ付レーベル存在せず, これより古いレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレスだが1年遅れ程度と思われる(1955年分あり), 更に古いマトリクス存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, EMIグループCOLUMBIA系フランス音源の仏COLUMBIA製作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, オリジナル・タイプ, original type
ジャケット:【フランスでの第3版】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), リブレット付き, 表記されたジャケット番号:FCX 341, Price Code:Série de Luxe(記載なし) , 背文字:あり(棒上に金色押型・黒クロス紙背景), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットではないペラ旧タイプあり), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Paris , 印刷:Mercure Editeur. Paris, 同一デザインの折返ツヤペラタイプ存在する(1955年)→折返表コートペラタイプ(1956年)→棒付きジャケット・裏文字なし(1957年・リブレット付)→棒付きジャケット・裏文字あり(1959年頃), これは棒付厚手ボード裏文字なしの第3版, 3rd issue
トピックス:1954年5月28日/6月1日パリ・サル・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ(Salle de la Mutualite)でのモノラル録音, 録音詳細不明, フランスでは1955年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 341(紺/銀内溝・フラット・ペラジャケ入り)→1957年頃棒付ボートジャケ入り紺/銀内溝・フラット盤(当盤)→1959年頃棒付ボートジャケ入り紺/銀段付きGG盤→1960年頃紺/銀段付きGG盤・棒付ボートジャケ・裏文字あり(当盤)と変遷する, 英国では1954年英COLUMBIA:33CX 1238(中溝フラット盤)→紺/金段付ツヤGG→紺/金段なしツヤ-と変遷する, ステレオは存在しない, 米国ではAngel Records:ANG 35168, 状態の良いフラット盤は少ない, ショパン:Pf協奏曲2番はFCX 790, 1/2番ともその後ステレオ再録音あり

商品詳細:1954年、最初のモノラル録音。ショパンは後にクレツキ/フランス放送o.と'60年代前半に、またフレモー・モンテカルロo.と'65年頃に録音している。リストはシルヴェストリとステレオで再録がある。M.ロン最後の生徒であるフランソワは、19世紀的な芸術家と言えよう。勤勉な音楽家ではなく、ムラ気のある天才肌。彼の録音は年を重ねるほどに自由度が増した。この録音は指揮者の圧力でもあったのか、後の録音より型に嵌っている印象だが、エネルギーの集中度は最も高い。1954年録音でステレオは存在しない。リストのピアノ協奏曲第2番は1960年6月13-14日コンスタンティン・シルヴェストリ指揮フィルハーモニア管弦楽団と録音している。ショパンのピアノ協奏曲第2番はパウル・クレツキ指揮フランス国立放送管弦楽団と1958年6月23-24日に録音している。ショパンは2曲ともステレオで再録音している。このモノラル期のフランソワは1970年前後に見られるフランソワ節と称される一種異様なデカダンスを放つ独自の世界感は出ていない。まだまだパリ音楽院スタイルを基本に持ち、そこに少しのけだるい雰囲気を足した程度のまだまだ優等生的ピアニズムで演奏している。マルグリット・ロンから叩き込まれた基本をしっかり身にまとったスタイルである。1924年生まれのフランソワはこの録音時まだ30歳であった。それでも旋律の輪郭には独自の即時性と自発性の両方があり情熱的なリリシズムはこの時期でもタップリと聴くものにインスピレーションを与えてくれるピアニストである。しかし1960年代中期頃からナイト・クラブの常連となり過度な酒と煙草に溺れるようになり、それが体を蝕んでいくにしたがって演奏スタイルにも変化が出始める。後期の華麗でありつつも毒気の感じられる陰気なオーラは健康を引き換えに獲得した特徴である事を知る必要がある。ファンは通常の音楽家が持たない特別なものに価値を見出すが、それがカタストロフに向かう性質のものと知るべきだろう。誰しも健康で長生きしたいはずである。だからフランソワの晩年のスタイルは真似出来ないのである。命を賭して得た何かをありがたがることは決して褒められたことではない。そういう意味で1954年のモノラル録音にはフランソワの健康的な美質がタップリと出ている。良き録音といえる。

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