商品コード:1302-040[COLUMBIA] E.ギレリス(pf) L.ルートヴィヒ指揮フィルハーモニアo. / ベートーヴェン:Pf協奏曲5番Op.73「皇帝」
商品コード: 1302-040
商品詳細:E.ギレリス(pf)L.ルートヴィヒ指揮フィルハーモニアo.によるベートーヴェン:Pf協奏曲5番「皇帝」。演奏は皆様ご存知のようにギレリスの完璧な演奏とルートヴィヒ指揮のもと、弦を中心に非常にメリハリの演奏でギレリスを代表する名演。これがギレリスの最初の全曲録音となった。詳細を述べると最初に1954年3月9-10日パリでクリュイタンス指揮パリ音楽院o.と3番→4/ 5番が1957年4月30日/5月1日ロンドンでルートヴィヒ指揮フィルハーモニアo.→2番が1957年6月1-2日ヴァンデルノート指揮パリ音楽院o.→1番が1957年6月19-20日ヴァンデルノート指揮 パリ音楽院o.で、ルートヴィヒとの4/5番のみステレオも存在する。フランスでのヴァンデルノート/クリュイタンス指揮 の1/2/3番はモノラル録音である。計画された全曲録音ではなかったが一応EMIグループとして1954年3月~1957年6月までに全5曲が揃った。その後1958年頃ザンデルリング指揮レニングラードpo.と3番を除く4曲がモノラル録音される。そして1968年にG.セルと米国クリーヴランドでの統一された全曲録音がステレオのみで行われた。この5番はギレリスにとって最初の5番「皇帝」であり、然もモノラル/ステレオ録音である。ロシアでの録音より先に西側で然もステレオまである録音が可能だったのはギレリスが特別に西側での演奏と録音が許された最初の音楽家だったからに他ならない。G.セルとの全集は音も綺麗で欠点のない演奏ではあるが、初期の一曲、一曲を丁寧に積み重ねた録音はギレリスにとっても気合の入り方が違う。当時、己の最高をぶつけたこの録音がギレリス最高の「皇帝」録音であったと断言できると思われる。モノラルは強いコントラストが生まれている。
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