商品コード:1302-013[PHILIPS] ビラール・アゼ・デュオ(pf) K.レーデル指揮ミュンヘン・プロアルテo. / バッハ:2Pf協奏曲1番B.1060, 2番B.1061
商品コード: 1302-013
商品詳細:1965年Jehan Alain賞受賞のバッハ協奏曲。レーデルが振ったこのバッハは内容が良い。このデュオは、1957年 Marie-Jose,Billard(男性)とJulien Azais(女性)。この録音は、1965年フランス・アルザス地方にあるGvebwiller教会にて行われた。K.レーデルは、1918年独生まれのフルート奏者で、ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を1953年に創設。このピアノ・デュオの実力は本物で、ハイドシェック夫婦といい勝負をする。無名だが、実に優れたバッハ作品。上品さの極地!835 760 LYが初出だがなかなか無い。ビラール・アゼ・デュオは連弾が専門のデュオなので、まとまりとバランスは非常に良く、上品な仕上がり。ピアノ・デュオ、ビラール・アゼはジュリアン・アゼとマリー=ジョゼ・ビラールの男女2人のピアノ・デュオである。2人はパリ国立高等音楽院で音楽を学び、1959年に共にピアノ、室内楽、器楽アンサンブルの部門で第一位を受賞した。それ以来、彼らはデュオとしてのみ演奏し、1964年にミュンヘン国際コンクールで入賞した。彼らのバッハ協奏曲(1965 年)は、ジェアン・アラン賞とパリ市から銀メダルを受賞した。彼らは1980年8月に最後のコンサートを行ったが、マリー=ジョゼ・ビラールは右手強直症による障害を抱えていた。それ以来、彼らは芸術事務所を運営している。2人の関係は不明だがギター・デュオのプレスティ・ラゴヤのように息の合った演奏を行う。2人のピアノは非常にソフトな感触で品が良い。バックはクルト・レーデル/ミュンヘン・プロアルテo.というバロック最初のオケがサポート。盤石な土台で2人のピアニストは個性を展開する。一聴パンチが薄いように感じるが、音色が極めてや柔らかい為そのような印象を持つ。しかしハスキルのように深い洞察を持つ大人しい演奏は刺激に鳴れた耳には優しい。じっくり耳を傾ける価値のあるピアノによるバッハの協奏曲集。ジャケに「Prix Jehan Alain 1965」と印刷がある。ジャン・アラン(Jehan Alain・1911-1940)はフランスのオルガニスト・作曲家でありマリー=クレール・アランの兄。第二次世界大戦に従軍し29歳で命を落としたジャン・アランはフランスの為に戦って亡くなった英雄的音楽家として知られ、ジャン・アラン賞(Prix Jehan Alain)が創設された。バッハの2Pf協奏曲録音は多いが、ピアノ・デュオ、ビラール・アゼの演奏は、最も優雅なソロが聴ける録音として記録に残ることだろう。
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