商品コード:1302-009[Archiv Produktion] E.メルクス指揮カペラ・アカデミカ・ウィーン S.ラントス, E.メルクス(vn)/ バッハ:Vn協奏曲1番B.1041, 2番B.1042, 2Vn協奏曲B.1043
商品コード: 1302-009
商品詳細:1971年ウィーンでの録音。ARCHIV社としては、T.ヴァルガ、シュナイダーハンに次いで3回目の録音となる。バッハを柱に置いたレーベルとしては少々淋しい。メルクスは1949年ウィーン・ヴィオラ・ダ・ガンバ四重奏団のメンバー。アーノンクール、レオンハルトらと共に古楽運動に参加。彼の楽器は、18世紀のニコラウス・アマティ(クレモナ)を使用。アーノンクール達ほどエキセントリックな奏法ではない。しかし、ヴィヴラートは多用せず、ストレートな表情。エドゥアルト・メルクス(1928-)はオーストリア・バーデン・バイ・ウィーン生まれ。アドルフ・シベール、ヤロ・シュミートの各氏に師事した後、ウィーン音楽院で1943年よりエルンスト・モラヴェッツにヴァイオリン、ヨーゼフ・メルティンに音楽学を学んだ。また、1951年よりウィーン大学でオットー・シェンクに音楽学の教えを受けている。1949年~1951年までニコラウス・アーノンクールらとウィーン・ガンバ四重奏団、1952年から翌年までカール・シャイト、メルティン、グスタフ・レオンハルトらとスコラ・アンティクワ・ウィーンを結成して古楽器演奏の経験を積んだ。音楽院卒業後は短期間ながら、パリでファーミン・トゥシェの薫陶を受け、1955年にチューリヒ・トーンハレ管弦楽団の団員としてスイスに一時的に移住し、ペーター・リバール、アウグスト・ヴェンツィンガー、エドゥアルト・ミュラーらと共演した。1958年にウィーンに戻り、母校のウィーン音楽院で教鞭を執りながら、レネー・クレメンチッチらとアンサンブルを作って演奏活動を継続した。1965年にカペラ・アカデミカ・ウィーンを結成し、その指揮者として多くの録音を手掛ける。ARCHIVレーベルに於けるピリオド奏法の第一人者としての地位を確立した。カペラ・アカデミカ・ウィーンは1966年エドゥアルト・メルクスらによって設立され、1975年からはエドゥアルド・メルクス・アンサンブルが補完団体として機能している。ピリオド奏法といってもクイケン達ほど完全なスタイルではなく古典奏法の良さも残しつつ、ソフトな古楽スタイルなので違和感はほとんど感じない。ただ新鮮な印象は強い。
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