商品コード:1303-038[DECCA] A.ヴォルフ指揮パリ音楽院o. R.コルディエ(vc) A.ブ=タール(cl) / マスネ:組曲4番「絵のような風景」, 7番「アルザスの風景」
商品コード: 1303-038
商品詳細:1956年モノラルのみ発売。米LONDONのみステレオ存在。アルベール・ヴォルフは日本では無名のまま。当時の日本の状況を考えれば仕方がない。アルベール・ヴォルフは1884年パリ生まれのオランダ人。1920-40年、コンセール・ラムルー、コンセール・パドルーとパリを代表する大指揮者だった。フルトヴェングラーより2歳年長。その手腕はフランス的であり、クリュイタンスとは異なる辣腕である。くっきり明快で明るいメロディーライン。今知っても驚きの一流指揮者。ジュール・マスネ( 1842 - 1912)はフランス、ロワール県モントーで生まれたロマン派の作曲家。日本では1884年の『マノン』、1892年の『ウェルテル』と1894年の『タイス』、1910年の『ドン・キショット(ドン・キホーテ)』などの歌劇で知られる。しかし26曲のオペラの他に、バレエ、オラトリオ、カンタータ、オーケストラ作品、また200以上の歌曲を作曲していることはあまり知られれいない。管弦楽では7つの管弦楽用組曲があり、第4番「絵のような風景」と第7番「アルザスの風景」の2曲が特にしばしば演奏会で取り上げられる。第1作目の『組曲第1番』を除く全てに「-の風景」という副題を添えている。この2曲は欧米ではフランス風の軽妙さと叙情性を持ち、甘美なメロディーとフランス的なエスプリが特徴的な傑作として人気が高い。一般にマスネは申し分のないメロディメーカーであり、まさに「舞台人」であり、良きにせよ悪きにせよ、誰が聴いても間違いなく彼の作品だとわかるような強い個性を持った、唯一無二の芸術家であったとされている。日本ではクラシック音楽はドイツ・オーストリア作品が中心として発展したため、マスネのようなフランス作品にはまだまだ馴染みが薄い状況と言える。当社はフランスに強固なコネクションを持つ業者として、フランス作品はこれからも熱心に紹介に努めたい。指揮者アルベール・ヴォルフはこれらフランス作品のスぺシャリストである。マスネを聴くなら、ここからスタートすべしというべき録音といえる。
ヴォルフの在庫一覧へ