商品コード:1304-020[DGG] ベルリンpo.ゾリステン(K.ツェラー(fl) T.ブランディス(vn) S.ユーバーシェール(va) W.ベトヒャー(vc)) / モーツァルト:Fl四重奏曲(全4曲)
商品コード: 1304-020
商品詳細:名手でありながら録音の少ないツェラー(fl)の貴重な録音。非常にドイツ的なフルート。よく通る清々しい音は、ランパルよりくすみがあってモーツァルトには良いかもしれない。エネルギッシュで軽快な演奏だが、ラテン的なあっけらかんとした所は無く、ドイツのモーツァルトといった感じ。しかも、ツェラーの渋味のあるフルートの音は冴え渡り、理想的な空気感を醸し出している。ステレオ盤ではトップレベルの演奏。赤ステは存在しない。ジャケはツヤとコートの2種存在。フルートのカールハンツ・ツェラー(1928- 2005)はヴァイマル共和国ヴェスターヴァルト州ヘール=グレンツハウゼン生まれ。旧東ドイツ地域の生まれである。フランクフルト音楽大学で学び、1945年に17歳でフランクフルト歌劇場管弦楽団の奏者となった。その後、デトモルト音楽アカデミーでクルト・レーデルに学んだ。1950年に北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、1952年西部ドイツ放送交響楽団フルート奏者となる。オーレル・ニコレの後任として、1960年~1969年までと、1975年~1993年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めた。中断していた期間の首席奏者はジェームズ・ゴールウェイである。1967年、ベルリン・フィルの南アメリカ演奏旅行中に交通事故に遭い、肋骨を折る重傷を負うが、教育・演奏活動に復帰した。オーボエのローター・コッホらと室内楽活動を行った。教育者としては、1961年~1968年までベルリン音楽大学の講師および助教授、1968年~1985年までハンブルク音楽大学の教授、1985年~1998年までベルリン芸術大学教授を務めた。ハンブルク音楽大学では名教師といわれた妻ゲルトルートと共に教鞭を執った。門下にはアンドレアス・ブラウなどがいる。ベルリン・フィルハーモニーの代表格である。他の弦楽3人も有名なベルリンpo.の首席奏者たちである。いわばベルリンpo.によるモーツァルト:Fl四重奏曲集と言って過言ではない。
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