商品コード:1305-062t[CBS] G.グールド(pf) / ベートーヴェン:32の変奏曲WoO.80, 6つの変奏曲Op.34, エロイカ変奏曲Op.35
商品コード: 1305-062t
商品詳細:バッハ、モーツァルト等を完結したグールドは、ベートーヴェンの全曲録音を始めていた。結局彼の死によって完結する事は出来なかったが、個人的にはバッハよりモーツァルトより、ベートーヴェンこそグールドの個性が効果的に生きていると思う。ケンプやバックハウスと聴き比べてみれば、その大きな違い、そしてグールドでしか表現出来なかったベートーヴェンが浮かび上がり、聴き終えた後にはこちらの方がもしかすると妥当ではないのか?という感覚が沸いてくる。改めて注目したい。グールドのベートーヴェンはバッハほど注目されていないのが実情。まず全曲録音しなかった。しかしその演奏はバッハ以上に個性が光る演奏である。普通のベートーヴェンに飽き足らぬ方は目から鱗が落ちるほどの超が付く自在な演奏に驚かれ、またしっくりくることだろう。グールドは勿論ベートーヴェンのソナタを全曲録音することなく世を去ったが、実は全曲録音を目論んでいたらしい。あと数年長生きしたら完成したのかも知れない。1956年~1979年までに5・6・7・8・9・10・12・13・14・30・31・32番の12曲が録音されたことは分かっているが発売経緯までは不明。尚19・28・4番~第2楽章がCDで発売されたがLPが存在するか不明。全て欧州からLPで出ているかなどを調べるにはかなり時間が掛かるので今回は曲目だけに留めた。いつか機会があれば、発売に関しても調査したい。勿論ピアノ協奏曲は全5曲録音してる。今回はソナタではなく変奏曲。1966年、1967年、1970年に1曲ずつ録音していて、米国では1970年米COLUMBIA:M 30080でこの3曲が初リリースされた。変奏曲はこの3曲で全てと思われる。他にバガテルが13曲ある。グールドのベートーヴェンについて一つ言えることは、聴き慣れてしまうと、他の演奏が実に詰まらなく感じてしまうという一点に尽きる。
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