商品コード:1305-045[CBS] M.ホルショフスキ(pf) ブダペストQt.メンバー J.レヴァイン(cb) / シューベルト:五重奏曲「鱒」Op.114, ベートーヴェン:Pf四重奏曲Op.16
商品コード: 1305-045
商品詳細:ブダペストQt.が中心となり1962年に録音されたシューベルト:五重奏曲「鱒」とベートーヴェン:Pf四重奏曲Op.16の2曲を録音。A面の「鱒」は弦楽三重奏にピアノとコントラバスを加えた変則的な五重奏曲で、シューベルト以外殆ど見当たらない構成の曲。ブダペストQt.~第2Vnが抜けたヨーゼフ・ロイスマン、ボリス・クロイト、ミッシャ・シュナイダーの3人にピアノのミェチスワフ・ホルショフスキー(1892 - 1993)とコントラバスのジュリアス・レヴァイン( 1921 - 2003)の5人で演奏。ジュリアン・レヴァインは、この録音のほかに、ルドルフ・ゼルキン、その息子のピーター・ゼルキン(当時16歳!)とも共演して、「鱒」を録音している。ブダペスト弦楽四重奏団は1917年メンバーは4人ともハンガリー国立歌劇場管弦楽団の楽員でハンガリーで結成された団体だったが、メンバー交代を繰り返す過程で1950年代には全員がロシア人となった団体である。アメリカ議会図書館のカルテット・イン・レジデンスに任命されて米国で活躍、米COLUMBIAの専属として長期に亘り活動を続けた。ほぼ3回(初回SP録音は2曲程足りない)のベートーヴェンの全集録音は彼らを米国の団体とイメージ付けた。1967年に活動休止するまで多くの録音を行い、大抵のメジャーな室内楽曲は録音している。彼等のスタイルはメンバーごと、時代ごとに変化しており、これらを録音したヨーゼフ・ロイスマン、ボリス・クロイト、ミッシャ・シュナイダーの3人が居た時代の第2Vnはアレクサンダー・シュナイダーで1956年以降はこの4人で固定された。またこの4人に固定されたあとでも、1960年頃からは非常にこなれた潤いのある演奏スタイルに変化して行く。1950年代初期の固苦しさははくなり、驚く程心地好い音楽が響いてくる。元々芸格の高いメンバーたちであり、欧州の団体と比べても決して悪くない演奏といえる。若い頃CBSソニーのLPを聴いてきた方にとっては思い出の音ではないだろうか?尚ベートーヴェンのピアノ四重奏曲Op.16は1796年作のピアノと管楽のための五重奏曲Op.16からの作曲者自身による編曲でピアノ+弦楽三重奏の形となる。ピアノ三重奏曲版、連弾版も出版された。五重奏曲Op.16と似たようなメロディーが出てくるので2度楽しめる曲となっている。何方も作品番号はOp.16である。
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