商品コード:1305-039[CBS] M.ミラー(ms) B.ワルター指揮コロンビアso./オクシデンタル・カレッジ・コンサートcho. / ブラームス:アルト・ラプソディOp.53, 運命の歌Op.54, マーラー:さすらう若人の歌
商品コード: 1305-039
商品詳細:米COLUMBIA・MS 6488がオリジナル番号。欧州プレスは、更に音の滑らかさ、芸術性の高さ等から、少なくとも米プレスより推薦できるプレス。元々の録音が良く冒頭のオケのうねりは大迫力。メゾ・ソプラノのM.ミラーの声もリアルに迫り来る。マーラーも素晴らしいが、ブラームスのアルト・ラプソディのオケに何か鬼気迫るものが感じられる。アメリカ系録音もこういった曲には強みを発揮する様だ、これもワルターの力なのだろう。1960/1961年録音。珍しく歌手と合唱団を迎えた録音で、歌手のミルドレッド・ミラー・ポスヴァール(1924-2023)との初共演。ミラーはドイツからの移民であるエルザ・ミュラーとヴィルヘム・ミュラーの娘として米国クリーブランドに生まれた。1949年に彼女は両親の故郷の都市に移り、シュトゥットガルト国立歌劇場の歌手の一員となり活動。1951年にメトロポリタン美術館で米国デビューした。ミラーはその後23年間、メトロポリタン美術館に籍を置いた。ミラーはそれまでさほど大きな録音がなく、何故ワルターとの大仕事にオファ―があったのか不思議なほどである。ワルターとの録音がなければ、ミラーの評価はさほど大きなものではなかったに違いない。メゾ・ソプラノとしては暗く重い声質である。ドイツ系家系なのでドイツ語は完璧である点は正に美点である。ミラーの起用はほどんどミステリーに近いが、ワルターはこのタイプの歌手を求めていたのかもしれない。ワルターが過去に共演したマーラーではK.フェリアーが起用されている。やはり重量級の声を求めていたと思われる。このLPはワルターの力もあってよく売れたようである。ミラーとの共演はワルターが翌年に亡くなったことで1回で終了したが、活動が続けば、2回3回目があったかも知れない。ワルターはまだまだマーラーを録音したかったに違いないからである。ブラームス:「運命の歌」Op.54はた混声合唱と管弦楽のための楽曲では詩はヘルダーリンの『ヒュペーリオン』による。ソロ歌手はいない合唱である。ここではオクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団が出演。
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