商品コード:1305-024[COLUMBIA] L.コーガン, E.ギレリス(vn) / 2Vnのためのソナタ集/ルクレール(2曲), テレマン, イザイ
商品コード: 1305-024
商品詳細:1963年の3月~5月のパリで録音された「2Vnのためのソナタ集」。レオニード・コーガンと妻であるエリザベータ・ギレリスによるヴァイオリン2本だけのデュオLP。エリザベータ・ギレリスはご存じエミール・ギレリスの妹である。レオニード・コーガンとエミール・ギレリスは義兄弟の間柄である。夫婦共演はこれだけでなく、フランスCOLUMBIAにはいくつかあり、バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲は大評判となり、さらにワインベルクはこの二人のために2つのヴァイオリンのためのソナタを書いている。4曲のデュオはルクレール2曲とテレマン、そしてイザイという順で入り、B面一杯イザイの曲で占められる。この曲は1915年作曲。イザイがヴァイオリンを教えていたベルギーのエリザベート女王(1876-1965)に捧げられた。2つのヴァイオリンに依りながら、ダブルストッピングによる重層的な和音により、弦楽四重奏のような豊かなポリフォニーを持つ作品である。このコーガン夫妻による演奏が世界初録音となった。ルクレールはフレンチ・バロック作曲家でイタリアの演奏伝統をフランスに持ち込んだヴァイオリンの名手である。6曲セットで書かれた2つのヴァイオリンのためのソナタ集は1730年にパリで出版された。テレマンの曲はやはり6曲セットで1738年に初版が出版され、フルートでも演奏可とされた。カノン風の題名の通り、2人の奏者は同じ楽譜を用い、第2ヴァイオリンが1小節遅れて演奏してカノンを成す仕掛けである。コーガン夫妻は1963年の来日時に、ルクレールとイザイを弾いたらしい。この録音はMELODIYAからも発売され1963年MELODIYA:Д 012691/С 0719でリリースされた。この録音は西側でもプレスが非常に少なく、英国ステレオ:SAX 2531は当時100万円近い価格で取引された事もあるようである。SAXF 984でも20万円近くなると思われる。今回はフランス・モノラルだが、これも当社入荷2度目の希少タイトルで安価ではないが、ステレオ盤の価格を考えると高価とも言えない。2人の弦の音は素晴らしく、ヴァイオリン・ファン憧れの1枚である。
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