商品コード:1307-058b[Les Discophiles Français] R.ヴェイロン・ラクロワ(pf) K.リステンパルト指揮ザール室内o. / J.C.バッハ:Pf協奏曲(2曲)
商品コード: 1307-058b
商品詳細:この協奏曲を調べたが現在使用されている作品番号はわからなかった。ヨハン・クリスティアン・バッハ( 1735- 1782)は第11男(末子)だったがバッハ一族で唯一のオペラ作曲家にして、生前に国際的名声を得た音楽家である。兄カール・フィリップ・エマヌエルがハンブルクにおいてテレマンの後継者になったように、ヨハン・クリスティアンはロンドンでヘンデルの後継者となった。そのことから、他の一族と区別するため、「ロンドンのバッハ」とも言われる。バッハ一族には、彼の他に同じ名前の人物が2人居たが、2人とも音楽家にはならなかった。息子の中では最も人気のある作曲家といえる。モーツァルトの研究家の間では、バッハ一族の音楽伝統とイタリアの新しい趣味を幼いモーツァルトに伝えたことで有名である。モーツァルトと大きな親交があったヨハン・クリスティアン・バッハは、チェンバロなどの古くからの鍵盤楽器よりも、フォルテピアノに愛着を示した最初の作曲家の一人として知られている。そのフォルテピアノの為に書かれた協奏曲2曲を、通常のピアノでラクロワがリステンパルトと共演した最初期の録音。二人は1960年代に入るとERATOで頻繁に共演することとなる。この共演がその後のコンビを形作ったとみてよいだろう。リステンパルトは協奏曲の録音も非常に多く、ソリストの力を100%、いや、それ以上に引き出す技を持っていたようだ。リステンパルトと共演したソリストは一様に素晴らしい結果を残し、ソリストとしてその後に大きな成長を遂げることになる。このヴェイロン・ラクロワもこの時に共演した経験が後の大躍進に繋がった気がしてならない。いつもながらリステンパルトの音楽には命が宿る。優雅の極致!
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