商品コード:1307-045t[ETERNA] K.シュッテ(cl) ウルブリヒQt. / レーガー:Cl五重奏曲Op.146
商品コード: 1307-045t
商品詳細:マックス・レーガー(1873 - 1916)はドイツの作曲家で後期ロマン派の作曲家として位置付けられている。レーガーは、自作をベートーヴェンやブラームスの伝統の一部とみなしており、根本はバッハを源流とするドイツ音楽の後継者と認識していた。書法的にバッハに並び立つ存在でもあったとされている。生まれはバイエルン州だがETERNAでは多くの録音が残されている。これは中でもよく演奏されるクラリネット五重奏曲Op.146。モーツァルトのK.581とカップリングされることもある。1915年、レーガー42歳頃の作品で、レーガーの室内楽に於ける最高傑作であり、モーツァルト、ブラームスと並ぶこのジャンルの名曲とされている。レーガー最後の完成作品(1915年作)でもあるが、逆に古典派の単純さに戻るかのような美しさがある。半音階的旋律が特徴的。西側ではDGGのK.ライスター(cl)ドロルツQt.の録音が有名である。ETERNAでは弦楽部門をウルブリヒQt.が担当、クラリネットのカール・シュッテ(1891-1977)は、旧東ドイツのオーベルンキルヒェン生まれ。ライプツィヒの王立音楽院でエドゥアルド・ハイネック(クラリネット)とヨハネス・メルケル(和声と対位法)に師事。1918年から1922年までフランクフルト・オペラ・オーケストラの最初のクラリネット奏者であった。その後1923年から1964年までドレスデンsk.の首席クラリネット奏者を務めた。有名な奏者ではないが、ETERNAにもスウィトナー指揮のモーツァルト録音に参加する他、6枚程度の録音がある。ETERNAのクラリネット奏者といえばオスカー・ミヒャリク( 1923-?)が有名だが、ミヒャリクはベルリンskの首席クラリネット奏者だった。シュッテはミヒャリクより32歳も年長であり、録音が残る最も古参のクラリネット奏者だろう。シュッテの音はドレスデンを感じさせる暗く渋く木質系の音で実際木製の楽器を吹いているのではと思わせる音を出す。曲も重要だがこの1891年生まれのクラリネット奏者が主役を務める殆ど唯一のLPではないかと思われる。ウルブリヒQt.もドレスデンの団体であり、ここには燻し銀の音が詰まっている。
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