商品コード:1307-030tb[ETERNA] V.マリニン(vn) M.ヴォスクレセンスキー(pf) / プロコフィエフ:Vnソナタ1番Op.80, ラヴェル:Vnソナタ ト長調
商品コード: 1307-030tb
商品詳細:ヴァイオリン奏者のウラジミール・マリニンは1935年モスクワ生まれ。チャイコフスキー音楽院で学んだ。そこでドミトリー・シガノフ教授に師事した。彼自身もモスクワ音楽院の教授となり、そこで数年間教えた。在学中の22歳で挑んだ1957年ヴィエニャフスキ ヴァイオリン国際コンクール/第 3回大会でウラジミール・マリンニンは第6位入賞した。この時の1位は同じ旧ソ連のローザ・ファイン。3位が同じ旧ソ連のマルク・コミッサーロフで6位までにロシア勢が3人入る年だった。その後も1962年、1967年、1972年、1977年と連続して2~3人の入賞者を出している。MELODIYAには1960年頃から録音が始まり1980年頃まで多くはないがLPを発売しいている。これはMELODIYAで1977年に発売されたソナタ集で、ピアノには、あのM.ヴォスクレセンスキーが共演。旧ソ連のヴァイオリン奏者は数は多いが、ピアノ・スクールのような体系がない為、系列立った事が未だに不明である。しかしオイストラフ、コーガン以外にも有能な奏者は多いはずである。情報がない為、実際のレコードと対面して聴いてみるまでは何とも言えない状況にある。これは初めて聴いてみたが結果は5つ星の名手である。プロコフィエフは物腰の静かな語りで、押しつけがましくない。音色もよくイメージを膨らませるアンニュイな所を見せる不思議な魅力を持つ演奏。ラヴェルも同様に、非常に静かで落ち着いた演奏で好感が持てる。何方の曲もうるさくない。極力強い音は出さず、出てもうるさく感じないのは音が澄んでいて濁りがないからだろう。DECCA当たりに録音できれば一躍スターダムに上がれる個性的な実力者となっただろう。ピアノは大変な層の厚さだが、ヴァイオリンの世界においても似たようなことになりそうな印象を持った。ヴァイオリンの室内楽録音は多くないだけに貴重な1枚!
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