商品コード:1308-042[DECCA] C.フェラス(vn) C.シューリヒト指揮ウィーンpo. / ブラームス:Vn協奏曲Op.77
商品コード: 1308-042
商品詳細:1954年録音・LXT 2949で発売。この様な貴重な録音は、通常1958年頃LXT 5000番台でRIAAカーヴに切り直し改めて発売する。しかしこの録音はなぜか5000番台で発売されなかった。その代わりACLシリーズで1958年9月に再版された。これこそがLXT音源・RIAAカーヴ盤である。オリジナルは極めて希少。シューリヒトがウィーンpo.を振っている事が、この録音の成功のカギだろう。フェラスの力と美を兼ね備えた信じ難いほどのソロはこのプレスで大満足!LXT 2949は今となっては相当総額(3万円超え)になってしまった。Ace Of Clubs番号というだけでチープな印象を持たれる方は多いと思われるが1958年から始まっていてLXT 5000番台と全く同等のクオリティを有するプレスである。アナログをやっていれば、必ず先入観の恐さを知る時があるだろう。Ace Of Clubsシリーズをひとまとめに考えることはその「先入観」である。物事はケース・バイ・ケース。LXT 2949の入手が困難な場合、役に立ってくれるのがこのACL 17である。オケはシューリヒト/ウィーンpo.と願ってもない組み合わせ。この時フェラスは若干21歳。落ち着いた表情で堂々たるソロを披露。あまりの落ち着きぶりに21歳とは信じ難い。肩の力を抜いた優雅なソロで貫禄を見せる。頭からガンガンと飛ばすソリストが多い中、抑えた表情で語るように弾くソロはいつ聴いても優美の極致と感じる。あのヌブーでさえここまでの甘美なソロを見せることはなかった。数あるブラームス:Vn協奏曲の中でもトップランクの録音であることは間違いない。ACL 17でもそれははっきりとわかる。
フェラスの在庫一覧へ