商品コード:1308-038[DECCA] W.バックハウス(pf) C.シューリヒト指揮ウィーンpo. / ブラームス:Pf協奏曲2番Op.83

[ 1308-038 ] Brahms - Wilhelm Backhaus With Carl Schuricht – Concerto No. 2 In B Flat Major For Piano & Orchestra ∙ Opus 83


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商品コード: 1308-038

作品名:ブラームス:Pf協奏曲2番Op.83/--1.Allegro Non Troppo--2. Allegro Appassionato-- | --3.Andante--4.Allegretto Grazioso
演奏者:W.バックハウス(pf)C.シューリヒト指揮ウィーンpo.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 5365
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 一部ラミネート剥がれあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国での再版/RIAAカーヴの最初】---銀外溝, 12時にMade in England(ラウンド銀文字), 厚手(グルーブガード以前の厚手盤), 表記されたレコード番号:LXT 5365, Rights Society:記載なし, (P)なし, TAX Code:R/T(1955年10月~1957年6月を示す), スタンパー/マトリクス:CA ARL-1287-2DR/CD ARL-1287-1DR (ストレート小文字スタンパー・英DECCAタイプ), DECCA規格モノラル製造を示すARL***を含みレコード番号を含まない専用マトリクス使用, マトリクスのDはJack Law(ジャック・ロウ)のカッティング担当を指す/RはRIAAカーヴに切り直したことを示す, 補助マトリクス(3時):IB/HH, 再補助マトリクス(9時):101/23131131, 1950年代のスタンパーによる1957年頃の製造分, 旧番号存在する(RIAAカーヴではない), 旧番号にフラット盤する, 旧番号に金ツヤ内溝レーベル存在する(1952年分), 旧番号に金ツヤ外溝レーベル存在する(1954-5年分), これより古いモノラル・レーベル存在する, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, これより古い3時存在する, カッティング担当の前任者:イニシャルAのGuy Fletcher (ガイ・フレッチャー)の, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(旧番号はそうではない), 英DECCA音源の英DECCA制作プレス, 工場:Decca Record Co. Ltd., Pressing Plant, UK., 再版/RIAAカーヴの最初, re issue
ジャケット:【英国での再版/RIAAカーヴの最初】---折返両面紙ペラ, 4時にDECCA Disque Longue Durée 33 Tours Microsillon, 表記されたジャケット番号:LXT 5365, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/実在する最古の年号:7/52(年号記載ないが当ジャケットではないがRIAAカーヴの最初), 製作:Disques Decca. Paris, 印刷:Dehon et Cie Imprimerie Paris, 旧番号に折返両面紙ペラジャケット存在する(1952年分), 旧番号に折返両面コートペラ・ホタテ貝ジャケット存在する(1954-5年分), これより古いジャケット存在する, 再版/RIAAカーヴの最初, re issue
トピックス:1952年5月ウィーン・Grosser Saal of the Musikverein・でのモノラル録音, 録音詳細不明, 英国では1952年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年7月DECCA:LXT 2723(金内溝ツヤレーベル・フラット盤・イラスト旧デザイン折返紙ペラジャケット・裏7/52のジャケット入り)にて初リリース→1957年LXT 5365(当装丁)にてRIAAカーヴプレスに変更される, パンチのある十分に良い音質!, シューリヒト/ウィーンpo.との共演で名演!ベーム指揮ウィーンpo.と1967年にステレオの再録音がある・これは初回モノラル録音, RIAAカーヴで音が前に出てバランスよく聴きやすい, イコライザー装置のない方にはこちらをお勧め!演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:1952年のモノラル録音。フラットが初出盤。ここでの指揮はシューリヒト。これがミソ。いくらソリストが優れていても、土台になるオケがダメでは、何もかもが台無しである。まず、シューリヒト/ウィーンpo.のオケが素晴らしい。力強く、しかも切れ味の鋭い、彼一流の演奏。そして骨太の、しかもナイーブなソロ。そこに打ち寄せるオケの波が、傑作たらんとしている。ジャケは初出ペラ紙の中央に小さなピアノのあるデザインと、後期バックハウスの顔ジャケの2種がある。ブラームスの2番のモノラル旧録音はベーム/ウィーンpo.ではなくシューリヒト/ウィーンpo.であった。1番はモノラル録音1回限りである。多くの人がバックハウスといえばベートーヴェンを連想されるようである。ヴィルヘルム・バックハウス(1884 - 1969)はドイツ・ライプツィヒ出身のピアニスト。1909年、協奏曲を世界で初めて録音するソリストに抜擢され、7月15日、ランドン・ロナルド指揮、新交響楽団(現ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団)との共演で、エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲の一部を録音した。LP期では1950年頃からDECCAの専属としてベートーヴェン、ブラームスなどを録音。ベートーヴェンでは2回のソナタ全集録音がよく知られる。ベートーヴェンの協奏曲に関しては計画的に行われた録音ではかなったようである。何より1番の録音がない。ブラームスに関しては2曲しかないことから、1番は1953年ベーム/ウィーンpo.。2番が先でシューリヒト/ウィーンpo.との1952年5月の録音である。こちらもやはり計画的な録音ではないようである。2曲だけなのに指揮者が異なり、ベームとシューリヒトと、かなり資質の異なる指揮者である。もっともこの曲は指揮者以上に性格の異なる曲である。2番にはシューリヒトがより好ましいということだろうか?2曲とも大作だが特に2番は冒頭からピアノ・ソロが入る傑作といわれる。それがシューリヒトとした理由ではないだろう。単純にDECCAでのスケジュール的なものだった可能性が高い。曲の性質が異なるがゆえに同じ指揮者でなくとも、問題はなかったともいえるのである。バックハウスらしさといえば、強烈な個性は薄く、質実剛健、謹厳実直と言われることが多いが、実はかなりリリカルである。主情的ではないが、かといって理知的でもないオールラウンドタイプではないだろうか?良い意味でそっけないくらいシンプルなピアニストといえる。従ってスタンスはベートーヴェンと何ら変わらないが、聴衆側が勝手にベートーヴェン弾きとしているに過ぎない。確かにベートーヴェンよりもインパクトは小さいが、これこそバックハウスらしい演奏なのである。2番は1967年にベーム/ウィーンpo.と再録音している。2番に関してはオケのスピーディさが大変良い効果を出していて、シューリヒトで大正解であったといえる!1957年当録音が時代の要請に応じてRIAAカーヴでマスタリングし直され、新番号を与えられて新マスターによりカッティングされたLPがLXT 5365である。本来イコライザー・カーヴを調整してから聴くべきものであるが、大半の器材ではイコライザー・カーヴの調整は出来ない。その場合RIAAカーヴで切られた盤の方がバランス良く聴きやすいのは当然である。オリジナルではないがRIAAカーヴのオリジナルといってよいと思われる。DECCAの場合、勿論1957年頃以降の録音では大半がオリジナルの状態でRIAAカーヴになっている。それ以前の録音の場合に発生する考え方である。

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