商品コード:1308-037b[DECCA] W.バックハウス(pf) C.シューリヒト指揮ウィーンpo. / ブラームス:Pf協奏曲2番Op.83

[ 1308-037b ] Brahms - Wilhelm Backhaus With Carl Schuricht – Concerto No. 2 In B Flat Major For Piano & Orchestra ∙ Opus 83


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商品コード: 1308-037b

作品名:ブラームス:Pf協奏曲2番Op.83/--1.Allegro Non Troppo--2. Allegro Appassionato-- | --3.Andante--4.Allegretto Grazioso
演奏者:W.バックハウス(pf)C.シューリヒト指揮ウィーンpo.
プレス国:フランス, France
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 2723
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面12時に低く微かに10回程度出る凹, 10時に低く小さく21回出る凸あり・鋭い音ではない, B面8時に殆ど出ない小スレあり→7
レーベルタイプ:【フランスでの第2版】---橙/銀外溝, 12時方向にMade in France(ストレート銀文字), フラット重量, 表記されたレコード番号:LXT 2723, Rights Society:DP, (P)なし, Price Code:Ⓐ, スタンパー/マトリクス:CB ARL 1287-3AR/CA ARL 1288-3AR (ストレート小文字スタンパー・英DECCAタイプ), DECCA規格モノラル製造を示すARLを含みレコード番号を含まない専用マトリクス使用, マトリクスのAはGuy Fletcher (ガイ・フレッチャー)のカッティング担当を指す/RはRIAAカーヴであることを示す, 補助マトリクス(3時):フランス盤にはない, 再補助マトリクス(9時):92/21, 1950年代のスタンパーによる1956年頃の製造分, 旧番号存在せず, 橙/金外溝レーベル存在する(1953年頃分), これより古いモノラル・レーベル存在する, 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, カッティング担当の前任者:なし, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである(初出はそうではない), 英DECCA音源の仏DECCA制作プレス, 工場:Studios De La Société Française du Son., フランスでの第2版, 2nd issue in Fr.
ジャケット:【フランスでの第2版】---折返両面紙ペラ, 4時にDECCA Disque Longue Durée 33 Tours Microsillon表記されたジャケット番号:LXT 2723, Price Code:なし, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/実在する最古の年号:不明(当ジャケットではない・旧デザインあり), 製作:Disques Decca. Paris, 印刷:Dehon et Cie Imprimerie Paris, 共通デザインの旧ジャケット存在する, これより古いジャケット存在する, フランスでの第2版, 2nd issue in Fr.
トピックス:1952年5月ウィーン・Grosser Saal of the Musikverein・でのモノラル録音, 録音詳細不明, 英国では1952年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年7月DECCA:LXT 2723(金内溝ツヤレーベル・フラット盤・イラスト旧デザイン折返紙ペラジャケット・裏7/52のジャケット入り)にて初リリース→1957年LXT 5365でRIAAカーヴプレスに変更される, フランスでは1953年頃仏DECCA:LXT 2723(橙/金外溝レーベル・フラット盤・共通デザインの旧ジャケット入り)にて初リリース→1956年頃同一番号・橙/銀外溝レーベル・フラット盤・当デザインジャケット入り(当盤)に変更, 1957-8年LXT 5365でRIAAカーヴプレスに変更されると思われる, これは1956年頃製造のフランスでの第2版になる, パンチのある十分に良い音質!, シューリヒト/ウィーンpoとの共演で名演!ベーム指揮ウィーンpo.と1967年にステレオの再録音がある・これは初回モノラル録音, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:1952年のモノラル録音。フラットが初出盤。ここでの指揮はシューリヒト。これがミソ。いくらソリストが優れていても、土台になるオケがダメでは、何もかもが台無しである。まず、シューリヒト/ウィーンpo.のオケが素晴らしい。力強く、しかも切れ味の鋭い、彼一流の演奏。そして、骨太の、しかもナイーブなソロ。そこに打ち寄せるオケの波が、傑作たらんとしている。ジャケは初出ペラ紙の中央に小さなピアノのあるデザインと、後期バックハウスの顔ジャケの2種がある。ブラームスの2番のモノラル旧録音はベーム/ウィーンpo.ではなくシューリヒト/ウィーンpo.であった。1番はモノラル録音1回限りである。多くの人がバックハウスといえばベートーヴェンを連想されるようである。ヴィルヘルム・バックハウス(1884 - 1969)はドイツ・ライプツィヒ出身のピアニスト。1909年、協奏曲を世界で初めて録音するソリストに抜擢され、7月15日、ランドン・ロナルド指揮、新交響楽団(現ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団)との共演で、エドヴァルド・グリーグのピアノ協奏曲の一部を録音した。LP期では1950年頃からDECCAの専属としてベートーヴェン、ブラームスなどを録音。ベートーヴェンでは2回のソナタ全集録音がよく知られる。ベートーヴェンの協奏曲に関しては計画的に行われた録音ではかなったようである。何より1番の録音がない。ブラームスに関しては2曲しかないことから、1番は1953年ベーム/ウィーンpo.。2番が先でシューリヒト/ウィーンpo.との1952年5月の録音である。こちらもやはり計画的な録音ではないようである。2曲だけなのに指揮者が異なり、ベームとシューリヒトと、かなり資質の異なる指揮者である。もっともこの曲は指揮者以上に性格の異なる曲である。2番にはシューリヒトがより好ましいということだろうか?2曲とも大作だが特に2番は冒頭からピアノ・ソロが入る傑作といわれる。それがシューリヒトとした理由ではないだろう。単純にDECCAでのスケジュール的なものだった可能性が高い。曲の性質が異なるがゆえに同じ指揮者でなくとも、問題はなかったともいえるのである。バックハウスらしさといえば、強烈な個性は薄く、質実剛健、謹厳実直と言われることが多いが、実はかなりリリカルである。主情的ではないが、かといって理知的でもないオールラウンドタイプではないだろうか?良い意味でそっけないくらいシンプルなピアニストといえる。従ってスタンスはベートーヴェンと何ら変わらないが、聴衆側が勝手にベートーヴェン弾きとしているに過ぎない。確かにベートーヴェンよりもインパクトは小さいが、これこそバックハウスらしい演奏なのである。2番は1967年にベーム/ウィーンpo.と再録音している。2番に関してはオケのスピーディさが大変良い効果を出していて、シューリヒトで大正解であったといえる!

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