[Les Discophiles Français] J.P.ランパル(fl) K.リステンパルト指揮ザール室内o. / モーツァルト:Fl協奏曲1番K.313, 2番K.314, アンダンテK.315
商品コード: 1308-016n
商品詳細:DF初期にしては例外的にプレスが多い為、内容から見た価格は非常に安い。あらゆるFl協の中で、オケも含めてここまで乗った演奏はそうないだろう。乗りに乗ったという言葉がぴったりで、疾走するモーツァルトの姿を的確に表現した演奏と言える。ランパルも後年から考えると意外な程インテンポで颯爽とリズムを刻む。そして、楽器の音は鳴りきっており、リステンパルトのまったくスキのないオケにただ身を任せるのみ。モーツァルト:Fl協奏曲でまず第一に聴いておくべき録音の代表格であり、この録音からLes Discophiles Françaisの魅力にはまった方も多いのではないかと思われる。正にモノラル・オーディオファイルLPである。ジャン=ピエール・ランパル(1922- 2000)は20世紀の最も偉大なフルート奏者とみなされている。マルセイユに生まれ。第二次世界大戦の影響で1943年にパリ音楽院に入学し、わずか5ヶ月でプルミエ・プリを得て卒業した。パリ音楽院ではガストン・クリュネルに師事した。 リステンパルトはLes Discophiles Françaisに録音を始める以前の1940年代からランパルを知っていたと思われる。そして多くの リステンパルトのLes Discophiles Français録音に帯同しており、最初のブランデンブルク協奏曲、モーツァルトの協奏曲集などでも共演を重ね、リステンパルトには重要なフルート奏者であったことは明らかである。しかし1960年頃にはランパルは押しも押されぬ世界のトップ奏者となり、簡単に共演が出来なくなると、ランパルの弟子であるアラン・マリオン( 1938- 1998)を抱えた。ランパル/リステンパルトの共演の大半はLes Discophiles Françaisでしか聴けないこともあり、これらの録音は内容に関わらず、今となっては大変貴重である。これは名盤と呼ばれてしかるべき内容である。
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