[PYE] M.カッツ(pf) / Pfリサイタル/バッハ, ハイドン
商品コード: 1308-011pb
商品詳細:聴きなれない名前のピアニスト、ミンドゥル・カッツ(1925-1978)はルーマニアのブカレストでユダヤ系の両親の下に生まれる。ジョルジェ・エネスクに才能を見い出され、フロリカ・ムジチェスクの下でピアノの研鑽を積んだ。1947年にブカレストの王立音楽アカデミーを卒業し、同年、ブカレスト交響楽団と共演してソロデビュー。1959年にイスラエルへ移住。1972年にRubin Academy of Music(現Jerusalem Academy of Music and Dance)の教授に就任。バッハ、ベートーベン、ハチャトゥリアン、プロコフィエフの演奏で有名。ヴァイオリニストのヘンリク・シェリングと共演したフランクとブラームスのヴァイオリン・ソナタの録音は高く評価されている。トルコのイスタンブールでベートーヴェンのピアノ・ソナタの演奏中に死去。Pye Records、Vanguard、MELODIYAなどに録音がある。Pye Recordsにはバルビローリと共演がある。現在ではライブなどのCDが多数発売されていてやシェリングとの共演もある。全5曲中3曲がバッハでA面全部とB面の1/4を使う。ソフトなタッチを持つピアニストで、技巧を売りにするタイプではない。ハイドンも穏やかな演奏である。最後のベートーヴェンでやや激しい面を見せるが全体にゆったりした印象の演奏をするピアニストである。中でもB面先頭のケンプ編曲のバッハ・コラールがなかなか素晴らしい。当社では初入荷の希少盤である!
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