商品コード:1308-004[ERATO] B.ランジェサン(pf) / 有名な練習曲集-1/チェルニー, モシェレス, モシュコウスキ, シマノフスキ, リスト
商品コード: 1308-004
商品詳細:「有名な練習曲集」と題されたシリーズは10"の連番で2枚発売された。Vol.1はショパンのチェルニーで始まりリストで終わる5人の作曲家の全11曲構成。ベルナール・ランジェサン(1934-)はパリ生まれのピアニスト。リンガイセンと称されることもあるがそれはドイツ読みであり正しくない。1947年に12歳で国立高等音楽院に入学し、16歳でプルミエ賞を受賞した。彼はマルグリット・ロンとジャック・フェブリエの下で更に研鑽を積んだ。1953年、彼は音楽コンクールに専念するため、一時的に演奏活動から引退した。1954年、ナポリのアルフレッド・カゼッラ・コンクールでセルジオ・スコペッティと同率の第2位を獲得。同年ジュネーブで開催された国際音楽演奏コンクールでも優勝した。1955年、ワルシャワで開催された第5回ショパン国際ピアノ・コンクールで第4位を獲得。その後、マルグリット・ロン=ジャック・ティボー国際コンクールでディミトリ・バシキーロフと並んで第2位となった(この年は第1位は授与されなかった)。1962年、ブラジル音楽の解釈により、リオデジャネイロ国際コンクールで第1位とヴィラ=ロボス特別賞を受賞。このように多くの国際コンクールで賞を獲得している。録音には、カミーユ・サン=サーンスとイーゴリ・ストラヴィンスキーのピアノ曲全集のほか、シャルル=ヴァレンタン・アルカン、フレデリック・ショパン、クロード・ドビュッシー(ノエル・リーと共演)およびロシアの巨匠による多くの作品が含まれる。彼はまた、ガブリエル・タッキーノとジョルジュ・プレートル指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団との共演で、プーランクの2台のピアノとオーケストラのための協奏曲ニ短調を録音している。日本では無名に等しいが、'50年代から'80年代まで録音がある仏の名ピアニスト。迷いのない痛快なピアニズムで、情緒を聴かせるというよりは曲の骨格をさらけ出して真を問うタイプ。やや硬質の音色がメロディーラインを浮き彫りにしてくれる。第一級のテクニシャンだ。芸風は真面目で几帳面、遊びの少ない丁寧な演奏を心掛けるタイプ。練習曲の録音を手掛けるとは腕に自信のある証拠だろう。確かに華麗な技巧で難曲をさらりと難なく弾いて見せる。ERATO、仏DECCA、Valois、Adès、Harmonia Mundiなどに思いの他多くの録音がある。
ランジェサンの在庫一覧へ