商品コード:1308-001[Le Chaut de Monde] M.ロストロポーヴィチ(vc) LA.デヂューヒン(pf) / ミャスコフスキー:Vcソナタ2番Op.81, ラフマニノフ:前奏曲11番Op.23-10
商品コード: 1308-001
商品詳細:M.ロストロポーヴィチ(vc)LA.デヂューヒン(pf)のコンビはモノラル期にいくつかの録音を残していて、西側レーベルからも発売されたものがある。これもその一つ。作品はロシアの作曲家ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1905)が作曲した2つのチェロ・ソナタの第2番である。ミャスコフスキーはベートーヴェン以降の作曲家としては極めて異例の27曲もの交響曲を作曲したことで有名。これらの作品は最近まであまり日の目を見ることは無かったが、近年再評価が進んでいる。アラム・ハチャトゥリアンやロディオン・シチェドリン、ドミトリー・カバレフスキー、ヴィッサリオン・シェバリーンらはミャスコフスキーの門人である。チェロ・ソナタ1番は1911年作、チェロ・ソナタ2番は1948年作で67歳の時であった。ミャスコフスキーの芸風はブラームスを想起させるほど渋くロマンチックで、ドイツの後期ロマン派の音楽と近いといわれる。特にチェロ・ソナタは、チェロの中低音のどっしりした音色で男気あふれる朗々としたメロディーが奏でられ、ブラームスと似通った深みが感じられる作品である。ロストロポーヴィチはチェロ協奏曲ハ短調Op.66(1曲のみ)も録音しているが殆ど知られていない珍しい録音である。ロシア作品である為かロシアの音楽家の録音が中心となる。しかしロストロポーヴィチの演奏なら納得がいくと思う。ピアノのアレキサンダー・デヂューヒン(1907—1985)は旧ソ連の古いピアニストでロストロポーヴィチの盟友であった。2人はラフマニノフ、ブラームス、ドビュッシーなどのチェロ・ソナタをモノラル期に録音している。ミャスコフスキーのチェロ・ソナタは録音の少ない隠れた名曲といえる。
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