商品コード:1310-056p[DGG] アマデウスQt. / ハイドン:弦楽四重奏曲第63, 65番(第50番)
商品コード: 1310-056p
商品詳細:ステレオの前のモノラル録音。ステレオが多いアマデウスQt.だが、こうやってモノラルを聴いてみると、彼らの最大の欠点である表現の強さ、一本調子なところがほとんど感じられず、なかなか良い演奏で驚いた。またバランス重視型の団体と思っていたが、案外、第1Vnに唄わせていて、古風な風情も持っている。どれだけモノラル録音があるのか不明だが、なかなかの発見だと思う。音楽的内容で言うならば、モノラル録音の方がずっとハイドンらしくて良い。アマデウスQt.は1948年にロンドンで結成された弦楽四重奏団。第1ヴァイオリン - ノーバート・ブレイニン、第2ヴァイオリン - ジークムント・ニッセル、ヴィオラ - ペーター・シドロフ 、チェロ - マーティン・ロヴェットでデビューし、1987年シドロフの死による解散まで39年間という長きに亘り完全同一メンバーで活動を行った団体であった。芸風はウィーン的であり、ドイツ・オーストリア風とみなされていた。DGGへの録音で世界にその名が知られたが、DGG以前のモノラル期にも相当数の録音がある。1950年頃からDGGに録音を行うがDGGだけでも長い期間に亘り、同じ曲を何度も録音している。モノラル期とステレオ期で何方も録音している曲も多い。ハイドンの場合モノラル期だけ見ても1951-7年の間に57番・58番・65番・72番 ・74番・81番・83番の6曲ある。勿論この中の多くがステレオ期に再録音していると思われる。これは1956-7年頃の2曲で1957年頃リリースされた。曲名は時代によって変わり、A面は57番と記載されているが、現在では63番。
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