商品コード:1312-064p[DGG] G.ガボシュ,D.ヴィルデ,V.ベリチェンコ,D.チアーニ(pf) / 1961年ブダペスト・国際コンクール
商品コード: 1312-064p
商品詳細:ジャケットには「Liszt - Bartok Festival Budapest 1961」 とある。現在ではブダペスト国際音楽コンクールと呼ばれる、フィルハーモニア・ブダペスト社が主催する国際音楽コンクール。1933年以降、作曲家、演奏家、演奏団体などの名を冠した各種コンクールが開催される。1957年、国際音楽コンクール世界連盟に加盟した。2013年にリニューアルするという情報を残したまま休会。国際音楽コンクール世界連盟の2020年までの予定には入っていないが、登録料は払い続けており、コンクールそのものは存続するものと思われる。1961年時点はリスト-バルトーク・ピアノ・コンクールと称された大会であった。優勝はハンガリーのガボール・ガボシュと英国のデイヴィット・ワイルドの同位2人。2位がイタリアのディノ・チアーニ、3位が旧ソ連のヴァレンティン・ベリチェンコでこの3人が1曲ずつ入れた録音が当コンクール記念LPである。ガボール・ガボシュはハンガリーQualitonに多くの録音を残すハンガリーの名手。同位のデイヴィット・ワイルドはHis Master's Voice、SAGA、Chandosなどに少量ながら録音がある。注目は2位ディノ・チアーニ(1941-1974)である。イタリア生まれで、後ローマの音楽学校に学んでアルフレッド・コルトーの上級クラスに進み、コルトーから不世出の奇才と認められた。当コンクールで名前が知られることとなる。DGGに残したドビュッシーの前奏曲集は賞讃された。32歳で交通事故によって死去したため録音は少ないが、熱心なピアノ愛好家によって、「チアーニが健在であったならマウリツィオ・ポリーニの現在の地位は危うかったであろう」としばしば唱えられている。ここでチアーはバルトーク:「野外にて」~4.夜の音楽/5.狩の2曲を弾いている。この2曲はこのLPでしか聴けない録音とあって、チアー・ファン憧憬のLPである。3位のヴァレンティン・ベリチェンコ(1939-)に関してはLPでの録音がなく詳細は不明。フリエール門下生で中央音楽学校の校長になったと佐藤泰一師の「ロシア・ピアニズム」に僅かな記事を見た。MELODIYA録音はない。或いはベリチェンコが弾くリスト:「詩的で宗教的な調べ」~第7曲 葬送が唯一の録音の可能性がある。
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