商品コード:1312-050[La Voix De Son Maître] A.シュナーベル(pf) / シューベルト:Pfソナタ17番
商品コード: 1312-050
商品詳細:アルトゥル・シュナーベル(1882 - 1951)は現ポーランド・リプニクに生まれたピアニスト。レシェティツキに師事し、一時助手も務めた。また、ブラームスからは「将来最も恐るべき天才」と絶賛された。しかし、ウィーンの雰囲気にいまひとつ馴染めなかったか、後にベルリンに引越しをしている。ベルリンでは後の夫人であるアルト歌手のテレーゼ・ベーアと出会い、彼女の伴奏ピアニストとして活躍することとなる。1921年にはアメリカにデビューし、その頃からベルリンで教授に就任したりフルトヴェングラーらと共演を重ねる。1927年にはベートーヴェンのピアノソナタの全曲演奏会を7夜にわたって開催し、「ベートーヴェン弾き」としての名声を確立する。1932年から1937年にかけて、世界で初めてのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集とピアノ協奏曲全集(サージェント指揮)をSP録音。また、ベートーヴェンのピアノ・ソナタの解釈を詳細に記載した楽譜編集でも有名で、シュナーベル版として世界中で愛用されている。1933年からはユダヤ系であるためナチスの台頭によりスイスに移住。さらに1938年からはアメリカに本拠を移し、1944年にはアメリカの市民権を取得した。シュナーベルは技巧よりも表現を重視した演奏を行ったが、大袈裟な表現をよしとせず客観的な表現に特に重きを置いた。シューベルトは当Pfソナタ17番の他、ソナタ変ロ長調 D 960、即興曲集 D 899、即興曲集 D 935、アレグレット D 915、プロ・アルテ四重奏団員他とピアノ五重奏曲「鱒」の録音がある。教え子にはクリフォード・カーゾン、リリー・クラウス、レオン・フライシャー、ディカ・ニューリン、映画「戦場のピアニスト」で名高いウワディスワフ・シュピルマンらがいる。大半がSP音源であり、多くがCOLHシリーズでLPに復刻されている。中でもベートーヴェンの:ピアノ協奏曲全曲はCOLHシリーズの冒頭の番号を飾った。COLH 1~5。Pfソナタ17番も基本ベートーヴェンのピアノ・ソナタと同様の解釈で、驚くほど現代的な演奏である。同じCOLHシリーズでもコルトーの弾くショパンとは全く異なる世界感!
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