商品コード:1312-049[La Voix De Son Maître] A.コルトー(pf) J.ティボー(vn) 他/ ショーソン:協奏曲, フォーレ:子守歌
商品コード: 1312-049
商品詳細:コルトー/ティボーのコンビの一つ。この番号も過去に入荷がほとんどない。ジャケのボードはツルツルだが、これでオリジナル。フラット盤や段付きレーベルは存在しない。2曲とも1931年7月パリでのSP録音。ティボーのポルタメントたっぷりのVnがいかにも懐かしい。フランスのエスプリが漂う演奏。コルトーのPfも幻想的、バックのQt.も水気の滴る演奏。ティボーの甘味を持った妙演に脱帽。これ程までに妖気漂う演奏は聴いた事がない。幻惑とはこういう演奏の事だろう。音は充分過ぎる程良い。なおメインとなるショーソンはコルトー/ティボーに弦楽四重奏団を加えた編成で四重奏団名は不明で4人の名前が分かっている。VnはL.イスナール(Louis Isnard)とV.ヴルフマン(Vladimir Voulfman)、VaがG.ブランパン(Georges Blanpain)、VcがM.アイゼンベルグ(Maurice Eisenberg)の4人である。コルトー/ティボーのコンビは数年前の1927年にフォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番、1929年には有名なフランクとドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタを録音していた。故あらえびす氏の時代から誉れ高い名演として親しまれたコルトー/ティボーのコンビ。ここではその延長線上にあるショーソンもまたフランク/フォーレに通じるフレンチ・スタイルの原点に触れる内容で当時の空気感までしっかりと再生出来る見事な音質に仕上がっている。想像よりずっと音質は良くはっきりしていて、永久保存版コレクションとして全く遜色ない。
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