商品コード:1312-025[His Master's Voice] E.ケート(s)/ 歌曲集
商品コード: 1312-025
商品詳細:ケートの傑作LP!彼女の数少ないドイツ・リーダー録音。録音は1962年頃ドイツで行われた。ELECTROLAがオリジナルとなるが入荷はない。あってもドイツ盤は表面隆起の危険因子があるので購入はお勧めできない。A面にシューベルト、シューマン。B面がヴォルフという構成で、全てカール・エンゲルのピアノ伴奏。何といっても、ケートの可憐な声で歌われる歌曲の愛らしさと言ったら、大物オペラ歌手の入れた同様の録音とは比較のしようもない。ケートの美点が見事に花開いたLP。トップ3として異論はないだろう。エリカ・ケート (1927-1989)はドイツ・ダルムシュタットの生まれ。小児麻痺を克服して歌手となった。彼女の夜の女王を聴いたフルトヴェングラーは彼女を呼び寄せ、この役でザルツブルク音楽祭に出演させたいう。1942年にエルザ・ブランクと共にダルムシュタットで音楽の勉強を始め、中断した後、1945年に再開した。彼女は1948年にミニョンのフィリーネとしてカイザースラウテルンで舞台デビューし、その後カールスルーエで活動した。彼女は1953年にミュンヘン国立歌劇場とウィーン国立歌劇場でデビューし、1961年にはベルリン国立歌劇場でデビューした。ザルツブルク音楽祭(1955–64)に夜の女王とコンスタンツェとソフィーとして定期的に出演した。そしてバイロイト(1965–68)では、ウッドバードとして、ミラノ、パリ、ロンドンなどでもゲスト出演。特にモーツァルト「魔笛」での夜の女王役では定評がある。声質は軽く、愛らしい。音域は非常に高く伸びている。ハイ・コロラトゥーラ・ソプラノの代表格といえる。このLPが録音された数年後の1966年には来日しており、東京文化会館大ホールで独唱会を行っている。一度聴いたら忘れない声でありファンは多い。但し録音の場所や技師等の詳細は非公開となっており、何か特別な録音であった可能性が高い。1989年に亡くなったケートの墓はダルムシュタットのアルター・フリードホフ (旧墓地) にある。ケートは歌曲の録音が少なからずあり、ERODISC、ELECTROLA、ETERNAに少しずつある。英国ステレオは盤は希少で高額となる。モノラルの方が音が濃く、しかも安価な為にお勧め!
ケートの在庫一覧へ