商品コード:1312-020[Musique Et Culture] F.デュフレーヌ(fl)/ モーツァルト:Fl協奏曲2番と解説
商品コード: 1312-020
商品詳細:Musique et Colture社は、演奏家の為の教育用のレコードを企画していた会社で、A面が細切れの演奏とフレーズごとのフランス語による解説。B面が解説された曲の通しの演奏というスタイルをとる。モーツァルト:Fl協奏曲2番K.314が採用されたのは初めてで、当LPも当社初入荷の希少番号である。発売は1965年頃と思われる。このLPはその年のシャルルクロ・アカデミーディスク賞を受賞している。注目のLPだったらしい。ソロのフェルナン・デュフレーヌ( 1911-2000)はフランス・ヴァンダン・ル・ヴィエイユ生まれのフルート奏者。フランス国立管弦楽団の首席フルート奏者として40年に及ぶ国際的なキャリアを果たした。フランスにおけるフルートの大御所で、同じMusique et Colture社のMC 3003でミシェル・オークレールがベートーヴェンのVnソナタ5番を録音したが、デュフレーヌも同様の大物奏者でその格はミシェル・オークレールの遥かに上と言わねばならない。マルセル・モイーズ( 1889 - 1984)の向こうを張る「フレンチ・スクールの正統な継承者」というのがフルートの世界では常識となっている。モイーズの方が有名だが、第二次世界大戦後、モイーズ自身がアメリカに移住してしまったことで正統な後継者とは言えなくなってしまった。デュフレーヌの師はフレンチ・スクールの開祖である、フィリップ・ゴーベール(1879 - 1941)である。モイーズと同じ師である。デュフレーヌの音は「純白だ」という専門家の声が多い。アンゲルブレシュトのドュッシー:「牧神の午後への前奏曲」でフルートを担当したのは勿論フェルナン・デュフレーヌであり、アンゲルブレシュト録音には欠かせないフルート奏者であった。アンドレ・クリュイタンスとも多くの共演をしている。デュフレーヌ楽器は「ルイ・ロット」というフランスのメーカーである。ヴィヴラートが特徴的で輝かしい音である。このような大物のソロがこのようなマイナーレーベルで聴ける事が驚きである!
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