商品コード:1312-014n[ETERNA] C.ウーセ(pf) / モーツァルト:Pfソナタ12, 13番, きらきら星
商品コード: 1312-014n
商品詳細:1974年に出されたETERNAのモーツァルト・エディションでは、ピアノ・ソナタはフランス人女性C.ウーセが2枚、地元のP.レーゼルが3枚の計5枚が録音された。中でもウーセの2枚は、彼女の数少ないETERNA録音の中でも傑作と言える。主要5曲と人気の変奏曲を収録。'73年技師B.ルンゲによりドレスデン・ルカ教会にて録音。女性ならではの弾む気分と優美な表情は心を和ませる。しかし緩いだけでなく、明快に打鍵を繰り出すパワーもある。2枚のうちの1枚。セシル・ウーセ(1936-)は当社でも人気のフランス人女性ピアニスト。10歳でパリ音楽院に入学しマルセル・シャンピに師事し、14歳で首席で卒業する。数々のコンクールに参加し、受賞した(ロン=ティボー国際コンクール入賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール4位入賞、ボルツァーノ・ブゾーニ国際ピアノコンクール入賞、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝)。鮮やかな技巧と節度ある音楽性の融合した明晰な演奏はいずれも素晴らしいもので、モーツァルト、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、グリーグ、チャイコフスキー、ドビュッシー、ラフマニノフ、ラヴェル、プロコフィエフ、ガーシュウィン、プーランクなどレパートリーの広さでも知られる。また、クルト・マズアやネヴィル・マリナー、サイモン・ラトルなどの著名な指揮者と共演した。ブラームスの《ピアノ協奏曲 第2番》の録音は、グランプリ・デュ・ディスク賞に輝いた。リーズ国際ピアノ・コンクールやルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール、ブレーメン国際音楽コンクールの審査員を務めた。2006年に背骨に関係する健康不安を理由に演奏活動から引退した。ウーセのスタイルはフレンチと現代が調和した所にある。デジタル期においても積極的な録音があり、引退したことから今後人気が高まることが予想される。EMI系ではない珍録音は探しても見つかるものではない。ウーセのファンなら、出会った時に入手することをお薦めする。ウーセ程のレベルのピアニストは珍しくないがファン心理はオンリーワンである。フランス人のウーセがどのような理由から東独に赴き、ETERNAに録音することになったのか全く不明。ウーセは勿論、西側のレーベルにも数多くの録音があるが、このETERNA録音は特別に感じる。
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