商品コード:1313-061[DGG] S.ベーレント(gt)/ Gt協奏曲/ロドリーゴ, カステルヌオーヴォ・テデスコ
商品コード: 1313-061
商品詳細:ジークフリート・ベーレントは、1933年ドイツ・ベルリン生まれのギタリスト。作曲、指揮も行う。ベルリンpo.との協奏曲(アランフェス等)のソリスト。ドイツ人としては珍しく、国際的に活躍した人で、1990年に亡くなった。この人のギターは、やはりラテン系の感覚的なものより、しっかりとした技巧と理論を土台としており、なおかつ高い音楽性を持つ。ここでは協奏曲ということで、ベルリンpo.がバックをとる。スペイン系の録音ではオケが弱いが、さすがベルリンpo.。2曲とも完成度の高い仕上がり!ジークフリート・ベーレント( 1933 - 1990)はドイツ・ベルリン出身。ギタリスト、指揮者、作曲家。1953年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の伴奏でドイツで初めてアランフエス協奏曲のソリストを務めるなど活躍。昭和天皇、イランのモハンマド・レザー・シャー、エジプトのガマール・アブドゥン=ナーセル大統領の前で演奏した。またベーレントはコンラート・ヴェルキ、ハインリヒ・コニエッツニー、ヘルマン・アンブロジウスらとともに戦後ドイツのマンドリン音楽の向上に努めた。ザールラント州マンドリンオーケストラ、全ドイツ・マンドリンオーケストラなどで指揮者としても活動し、コニエッツニーやディートリヒ・エルトマンらの作品の初演を行った。ベーレントはドイツにおけるギター演奏の第一人者というだけでなく、現代の前衛音楽に興味を持つ演奏家として、多くの作曲家にギターのための作品を委嘱している。ザビエル・ベンゲレル(1931年生まれ)、ブライアン・ボイデル(1917年) ~2000年)、シルヴァーノ・ブソッティ(1931年生まれ)、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895年~1968年)、トマス・マルコ(1942年生まれ)、イサン・ユン(1917年~1995年)が作品を書いている。ベーレントはクラシックギターの教師としても有名でマルティン・マリア・クルーガー、ミヒャエル・トレスターやマヌエル・ネグヴェル等を輩出している。完璧で丁寧な技巧を持ち、演奏は音楽的である。アランフェス協奏曲には様々な演奏・録音があるがベーレントはラテン系奏者と決定的に異なる点がある。それは敢えて情熱を避けて、理知的にきっちり折り目正しく丁寧に然も早いテンポで弾いている。ラテン名残はどこにもない。輪をかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のオケが実はなかなか良い。ベーレントのソロに不足しがちなラテンの熱気は実はオケが作っているようである。ベルリンpo.もなかなかやるもんだと思われるドイツ人たちによる「アランフェス協奏曲」。有名な第2楽章はベルリンpo.の菅楽器の上手さが際立つ。
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