商品コード:1313-036b[VÉGA] R.ブトリー(pf)指揮パリ管楽Ens.メンバー/ ベートーヴェン:Pf五重奏曲, Pf・Fl・Fgトリオ
商品コード: 1313-036b
商品詳細:ベートーヴェンのPfと管楽のための五重奏曲Op.16はモーツァルト:同編成のK.452とカップリングでB面に入ることが多い。K.452と比べればB面になるのも仕方ない。ピアノと木管の五重奏というジャンルの中ではもちろんモーツァルトと同様に傑作の一つ。R.ブトリー(pf)とパリ管楽Ens.メンバーによる純フレンチ・スタイルの古き良き香りは、ベートーヴェンの比較的幸福だった青年時代を映し出す。B面FlトリオWoO.37は唯一の編成、1786年16歳の若書きだが、彼らの温かな音に触れると何かモーツァルトのような気もしてくる。さすがVEGAの音は見事。R.ブトリー(pf)とパリ管楽Ens.メンバーは同じVÉGAにモーツァルトのk.452をディヴェルティメント3番とのカップリングで録音している(C30S 111)。彼等は作曲ごとに1枚制作したのでOp.16/K.452のよくあるカップリングにならずに済んだ。これはベートーヴェンの方の1枚である。B面にはピアノと管楽器(フルート・ファゴット)のためのトリオが入る。このトリオはOp.が付かないWoOのマイナー作品で滅多に録音されることはない。ベートーヴェンの死後、彼の論文の中から発見された。 1786 年頃に書かれ、フォン・ヴェスターホルト=ギセンベルク家の娘にピアノを教えていた。当家の主人である伯爵はファゴットを演奏し、息子はフルートを演奏したため、このような特別な編成が生まれたらしい。ベートーヴェンが生涯を通じてこの楽譜を出版しなかったため、この作品は死後の 1888年に発見され出版された。1970年代に入りETERNAでベートーヴェン大全集のための録音が行われ、ズスケらのLPに入るがそれ以前では録音は見当たらない。B面全て使う長い曲であり、フルート奏者には重要な曲だろう。メインの五重奏曲Op.16はモーツァルト同様、柔らかな色調のくすんだ印象で演奏され、この曲の演奏の中では古き良き録音の一つといえる。管楽奏者たちの個人名はJ.カスタニエ(fl)、R.カシエ(ob)、A.ブタール(cl)、G.フェサンデイエ(fg)、M.ベルジュ(hr)である。ピアノのロジェ・ブトリー(1932-2019)はパリ生まれで1973年~ 1997年フランス共和国衛兵隊 (Garde Républicaine) の様々なオーケストラの指揮者を務めた。録音は多いがソロや協奏曲はないと思われる。
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