商品コード:1313-015[COLUMBIA] G.セル(pf) ブダペストQt.メンバー/ モーツァルト:Pf四重奏曲1, 2番
商品コード: 1313-015
商品詳細:1946年という非常に古い録音で当初SPで初リリースされたと思われる。1948年米COLUMBIAでLPが生産され始めた年にLP化されML 4080でリリースされた。欧州では1970年以前に初期LPは発売されていないと思われる。全2曲入りLPとしては世界初のリリースだったと思われる。非常に現代感覚の1950年代的な鋭角的アプローチが印象的な演奏。ここでは指揮者ジョージ・セル自身がピアノを受け持ち、1917年にブダペスト歌劇場管弦楽団のメンバーによって結成され、メンバーの変遷を遂げながら1967年2月まで活動した。ブダペスト弦楽四重奏団との共演。ブダペスト弦楽四重奏団は数回メンバーを変更しており、1946年時点ではヨーゼフ・ロイスマン/エドガー・オッテンバーグ/ボリス・クロイト/ミッシャ・シュナイダーの4人であった。但しモーツァルトのピアノ四重奏曲では第2Vnは抜けるため、エドガー・オッテンバーグは不参加である。ブダペスト弦楽四重奏団は1967年まで活動を続け米COLUMBIAに最も多くの録音を残した弦楽四重奏団となった。1946年の録音と言えども1950年代の演奏とは大差無く、この団体の一貫したポリシーは表現されている。鋭角的アプローチといっても時代はSP期である。ソロがある分ではSP期風のデリカシーあふれる部分も登場しオールドファンには懐かしさを感じていただける演奏である。モーツァルト的であるかと問われれば十分彼らなりのモーツァルトを表現していて、彼等のベートーヴェンとは一線を画した穏やかな演奏に終始している点は勿論である。欧州初期LPがないので1950年中期のこのあたりのプレスが聴きやすくてよいと思われる。完全なオリジナルは更に音が強く、状態も良くはない。
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