商品コード:1314-057[PHILIPS] A.グリュミオー(vn) C.アラウ(pf) / ベートーヴェン:Vnソナタ集-3/2, 4番

[ 1314-057 ] Beethoven, Claudio Arrau, Arthur Grumiaux – Sonatas For Piano And Violin, Op. 12 No. 2 / Op. 23


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商品コード: 1314-057

作品名:ベートーヴェン:Vnソナタ集-3/Vnソナタ2番Op.12-2 | Vnソナタ4番Op.23
演奏者:A.グリュミオー(vn)C.アラウ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:9500 263
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤/銀4本線中黒, 枠内に銀文字でSuper Artistique-Stéréo 33 1/3, 枠内3時に銀文字でMade in France, 枠内6時に 銀文字でTrésors Classiques, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:9500 263, Price Code:Artistique, Rights Society:DP, (P)1977 (刻印は1976), スタンパー/マトリクス:AA 9500 263 1Y 1 Ⓟ1976 670 03 12/152 AA 9500 263 2Y 3 Ⓟ1976 670 03 11 (ラウンド小文字スタンパー・仏PHILIPSタイプ), PHILIPS規格のステレオ製造を示すAA***で始まりレコード番号を含むフランス専用スタンパー使用, 補助マトリクス:A3/A3, 再補助マトリクス:なし, フランスの670はPHILIPSグループの工場を示すとともにカッティングマスターがPhonodisc B.V.による事を示す, 1970年代のスタンパーによる1977年頃製造分, 旧番号存在せず, HI-FI STEREOレーベル存在せず, 土手前厚手センター白レーベル存在せず, カマボコタイプ存在せず, 赤/銀4本線中黒レーベルの最初期分, フランスでこれより古いレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, カッティング・マスター:Phonodisc B.V.の技師, PHILIPS音源の仏PHILIPSA制作プレス, 工場:CIDIS.Phonogram, Antony, フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開両面コート厚紙背赤, 10時に赤色ベース楕円Collection Trésors Classiques 枠下に白字でSuper Artistique-STÉRÉO, 表記されたジャケット番号:9500 263, Price Code:Ⓧ, 背文字:あり(白色・赤背景), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Société Phonographique Française Polydor S.A, 印刷:Imp.C.I.D.I.S. Louviers, , フランスでこれより古いジャケット存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:【フランス盤は当社初入荷】---1976年4月オランダ・アムステルダムでのステレオ録音, 録音技師:不明, プロデューサー:Vittorio Negri, オランダでは1976年N.V. Philips Phonografische Industrieによリコピーライト登録・同年PHILIPS:9500 263(赤/白3本線レーベル・両面コートペラジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1977年仏PHILIPS:9500 263(当装丁)にて初リリースと思われる, これはフランスでの初年度リリース分オリジナルと思われる, フランス盤は当社初入荷, A.グリュミオー(vn)C.アラウ(pf)は9500 055(5・1番)/9500 220(7・8番)/9500 263(2・4番)の3枚6曲が全て・1975年3月/1976年5月/1976年4月録音, 3・6・9・10番の4曲は未録音

商品詳細:グリュミオーもベートーヴェンのソナタをアラウと組んで入れ直している。ハスキルとの演奏があまりに強烈でしばらくの間は聴いてみる気にもならなかったが、いかなる名人といえども歳月の経過と共に変わり行く。どう変わっていくかが問題で、そこでその演奏家の価値が決まると言ってもいい。40代のグリュミオーの演奏は、あの溌剌とした若鮎が、湖の主のように貫禄と味わいを身に付けて、まだ力強く泳ぐ様を見せてくれるのが嬉しい。勿論これがオリジナル、殆ど見ないレア盤。3枚で全て1・2・4・5・7・8番の6曲が全録音で全曲録音ではなかった。3・6・9・10番の4曲は未録音である。大作9番「クロイツェル」を録音しなかったことに意味がありそうである。グリュミオーも57歳となり、スタイルも落ち着いて穏やかな方向に僅かに変化した。最も大きな違いはピアノのアラウの存在である。全体が軽やかでグリュミオーのデリケートとな表情は以前と変わらないが、やや線が細くなったのは録音の違いだろうか? 先入観ではアラウのピアノが重く、全体が鈍重になるかと思いきや、硬質の響きで対応し、実際は全く逆で軽快になっている。アラウはサポートに回るというより個性的な表現を出し、決っして引っ込んではいない点が面白い。ハスキルとの旧録音より、個人の妙技が強調された印象で変わったタイプのVnソナタ集と言えそうである。アラウの室内楽の録音は非常に少ないので面白い。ソロ録音とはかなり異なる演奏をしている。しかし年はとってもきびきびと動くグリュミオーに対し、リズム感で弱いアラウが時に噛み合い、時に個人芸となる様相になる。アラウは室内楽の経験が浅いためかかなりマイペースである。グリュミオー/アラウというなかなかない共演がこの録音の面白味といえるだろう。すんなり曲を愉しむならグリュミオー/ハスキルの方が良いことは確か。不確定の面白さに浸るならグリュミオー/アラウという事になる。

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