商品コード:1314-040[PHILIPS] J.ドワイヤン(pf)/ サン・サーンス:Pf協奏曲2番, ダンディ
商品コード: 1314-040
商品詳細:ジャン・ドワイヤン( 1907- 1982)はご存じ、日本でも人気の女性ピアニストであるジネット・ドワイヤンの兄である。日本では妹のジネットのようが先に有名になったが、フランスに於いてはジャン・ドワイヤンは1941年から師のマルグリット・ロンの後任としてパリ音楽院の教授に就任し、1977年まで在任した名ピアニストとして名を知られる。1937年にはパリ音楽院からフォーレ賞を贈らている。娘のジュヌヴィエーヴ・ドワイアンもピアニストでピアニスト一家である。ジャン・ドワイヤンの3歳年上には「ラヴェル弾き」ペルルミュテルがいる。作曲家本人に指導を受け、後に校訂譜を出すに至ったペルルミュテルの演奏が揺るぎない事は確かだが、それで他の演奏者が残した録音の価値が落ちる訳ではない。同時代に生きた演奏家が自らの解釈とともに残した貴重な録音である。非常に珍しく、耳にする機会が少ないが、知る人ぞ知る名演。ラヴェルを得意とするがフランス作品全般が良いことは勿論である。ウィキペディアではジャン・ドワイアンという表記になっているがそれは正しくない。正確な発音はドワイヤンで間違いない。ダンディ :フランスの山人の歌による交響曲(セヴェンヌ交響曲) Op.25は日本では馴染みのない作品だが、題名に示されているように、主要な主題はセヴェンヌ地方で記録した民謡が充てられている(同地は山岳地帯であり、そのため「セヴェンヌ交響曲」という別名も存在する)。交響曲としては異例なことに独奏ピアノの存在が目立っているが、交響曲の一種であるためか決して支配的であるわけではない。ピアノはオーケストラに寄り添っているため、協奏交響曲に近い効果をもつ。1941年マキシム・シャピロ(pf)ピエール・モントゥー指揮サンフランシスコsoよる初録音から多くの録音がある。ピアニストにとって重要な協奏曲的作品である。サン・サーンスの2番はピアノ・ソロのヴィルティオーゾ的な見せ場も十分に用意された協奏曲でオケ・パートも充実している。サン・サーンスと言えばジャンヌ=マリー・ダルレ女史が有名だが、ジャン・ドワイヤン/フルネも名演の一つ。
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