商品コード:1314-028[DECCA] ウィーン・フィルハーモニーQt. / シューベルト:弦楽五重奏, 弦楽トリオ1番
商品コード: 1314-028
商品詳細:1965年頃ステレオのSXL 6173と同時発売されたシューベルト:弦楽五重奏他のモノラル盤。ウィーン・フィルハーモニーQt.は当時ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターを務めていたヴィリー・ボスコフスキー(1939 – 1970)によりウィーンpo.の首席奏者たちで結成した弦楽四重奏団である。ワルター・バリリがリーダーだったバリリQt.のバリリが1961年右腕の故障により引退した為、リーダーがヴィリー・ボスコフスキーに入れ替わった、バリリQt.の後継団体である。リーダー以外の3人はバリリQt.のメンバーである。第2Vn:オットー・シュトラッサー、Va:ルドルフ・シュトレンク、Vc:エマヌエル・ブラベッツ(当録音時にはロベルト・シュナイヴァインに変更)である。活動はワルター・バリリ退団の1961~1971年である。リーダー交代を機に名称をバリリQt.→ウィーン・フィルハーモニーQt.に変更した。1971年に後から入ったヨーゼフ・シヴォーがウィーン・フィルハーモニーを退団したことで解散となった。最初の録音であるモーツァルトの弦楽四重奏曲20/22番は好評で迎えられ、特にステレオのSXL番号は大変な高額LPとなっている。その後はシューベルト作品が2~3枚続くがこれはその中の1枚で、1964年3月にチェロ奏者リヒャルト・ハラントをゲストに迎えシューベルト:弦楽五重奏Op.163の録音が行われた。余白には弦楽トリオ1番 D.471が入る。10年程度の存続期間に5~6枚程度の録音しかない為、現在では人気は高い。これはモノラル盤だが音質のクオリティが高く、ステレオだとややハイ上がりとなる音が落ち着いてしっとりした良い塩梅で鳴ってくれる。ステレオは勿論希少だが、実はモノラルの入荷の方が少ない。完全なウィーン風味でしかも落ち着いた音質で聴くシューベルトはモーツァルトにも負けないプレゼンスを提供してくれる。シューベルト:弦楽五重奏Op.163の録音は多いが、このウィーン・フィルハーモニーQt.による演奏は何もかもが完璧で最高ランクの演奏だろう。
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