商品コード:1315-063[PHILIPS] E.ヨッフム指揮/ R.シュトラウス:管弦楽曲集
商品コード: 1315-063
商品詳細:オイゲン・ヨッフム(1902-1987)はドイツ帝国時代のバイエルン王国アウクスブルク近郊のバーベンハウゼン生まれの指揮者。ミュンヘン音楽大学でヘルマン・フォン・ヴァルタースハウゼンに作曲を学ぶが、途中で専攻を指揮へと変更し、ジークムント・フォン・ハウゼッガーに師事する。ハウゼッガーは、アントン・ブルックナーの交響曲第9番原典版の初演及び初録音を手掛けた人物である。国際ブルックナー協会の会長も務め、ブルックナー交響曲全集を2度完成したブルックナー指揮者として知られる。DGGでは2つの異なるオケを振って最初の一人指揮者によるベートーヴェン交響曲全曲録音を行ったことが有名である。1959年アムステルダ・コンセルトヘボウo.の首席指揮者が急逝した際、若きオランダ人指揮者ベルナルト・ハイティンクが常任指揮者に抜擢された(オランダ人以外は不可)。しかし、その若さと実力に不安があったため、ベテランのドイツ人指揮者オイゲン・ヨッフムが補佐として常任指揮者に加わり、変則的な双頭体制に入った。1961-1964年までコンセルトヘボウo.の双頭首席指揮者となった時点で籍は自動的にPHILIPSに変わり、PHILIPSへコンセルトヘボウo.との録音を行う事になる。これは1960年の録音だが、既にコンセルトヘボウo.の首席指揮者に決定した後の録音であり、手始めの録音だったのだろう。メジャー交響曲ではなく、R.シュトラウスの管弦楽を選んだのはPHILIPSとの協議の上であろう。1964年にハイティンクが独り立ちした後は、すっかり新生コンセルトヘボウo.となり、昔の音は聴かれなくなったが、1960年はベイヌム時代~ハイティンク時代への過渡期といえる。録音も良く、申し分ない演奏であり、同じ時期に録音したモーツァルト:交響曲第36番/38番と同様に軽快且つスムースで良い時期の録音。1964年にコンセルトヘボウo.を退任したヨッフムはその後もこの縁を繋ぎ、1967年にはベートーヴェンの交響曲全集を録音しおり、1980年代まで度々共演・録音していた。熟練の指揮者だけに余裕たっぷりで遊び心さえ垣間見える秀演である。HI-FI STEREOの音も非常に良く、ダイナミック且つクリアー!
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