商品コード:1315-046[Le Club Français Du Disque] A.アルヘンタ指揮/ シューベルト:交響曲9番「グレイト」
商品コード: 1315-046
商品詳細:知る人ぞ知る、シューベルト「グレイト」の名演。ステレオのオーディオファイルと充分に太刀打ちできる、素晴らしい演奏と音質。わざとらしさのないスムーズな盛り上がりと清々しいオーケストレーションで、後味の爽やかさが印象的な「グレイト」。このスペインの指揮者におよそ似合わない組み合わせだが、このドイツ系音楽への気合いが無かった分、偶然に名演が出来上がったような気がする。知られざる名演!!ステレオも存在し特に希少で高額となるがモノラルも素晴らしい音質で聴ける。アタウルフォ・アルヘンタ(1913-1958)は1958年1月44歳の若さで一酸化炭素中毒による不慮の死を遂げた。シューベルト「グレイト」は最晩年の1957年11月8日にパリで行われた。31歳で夭折した天才指揮者としてアルヘンタの人気が下がる気配はない。この録音は彼が不慮の事故で亡くなる僅か2ヶ月前のことであり、この演奏の何所にも死の影は見えない。スケールが大きいだけでなく細部まで磨き込まれた第一級の名演と言って差し支えない。穏やかで、大きな音ではなく、進行などの音響以外の部分で多くの表現を行っている。このような繊細な演奏を可能にするにはオケも優れていなければ無理である。Le Club Français Du Disqueにしか存在しないチェント・ソリo.は録音専用のオケでメンバーの多くがパリ音楽院o.やコンセール・ラムルーo.の臨時編成による混合チームらしい。ステレオだが英国流のオーディオファイルプレスと呼べるステレオではない。オケの限界を試さずとも、ここまでクオリティの高い演奏を可能にしている点でやはりアルヘンタは天才型の指揮者だったと言えよう!あと10年生きていればレコード地図は大きく変わったことだろう。アルヘンタの「グレイト」は爆演タイプとは対極にありながら、実に「グレイト」に感じられる演奏である!
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