商品コード:1315-037[DECCA] I.ケルテス指揮/ ドヴォルザーク:管弦楽作品集-2/交響的変奏曲, 金の紡ぎ車
商品コード: 1315-037
商品詳細:ケルテス/ロンドンso.の一連のドヴォルザーク交響曲全集は大変な偉業だったが、これはその後シリーズ番外編? 1970年録音の小デッカ・オリジナル。交響的変奏曲Op.78は無伴奏男性合唱曲「私はヴァイオリン弾き」の主題より創作。「金の紡ぎ」Op.109は交響詩で民謡集による。この曲の方が録音は多く、ドヴォルザークらしいスラブ的旋律が続く。同じスラブ民族のケルテスにとっては共感を得やすい曲だろう。自然な流れの高音質録音。交響曲よりも希少!!交響的変奏曲 作品78、B.70は1877年に作曲された作品で、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の影響が指摘される作品。しかし、その変奏曲は民俗色の豊かな作品で、多彩な変奏技法が凝らされたドヴォルザークの変奏曲中最も優れた作品である。初演は1877年12月2日、ルデヴィート・プロハースカの指揮により行われた。「金の紡ぎ車」 (Zlatý kolovrat) 作品109、B.197は5曲ある交響詩の一つ。チェコの国民的な詩人カレル・ヤロミール・エルベンの「花束」という詩集の中のバラードにインスピレーションを得て4曲の交響詩を1896年に立て続けに作曲した。エルベンの「花束」は民間伝説や民話に基づく詩集であり、チェコの独立運動の高まりの中で民衆の心を題材にした詩集である。13編から成り立っており、ドヴォルザークはそこから4編を選び出して交響詩に仕立てた。交響詩「水の精」Op.107、交響詩「真昼の魔女」Op.108、交響詩「金の紡ぎ車」Op.109、交響詩「野ばと」 Op.110の4曲である。交響詩「金の紡ぎ車」Op.109は3曲目の曲で昔々~で始まるような恐い物語が原題となっている。ドヴォルザークは意外にも明るい序曲風に描いていて、陰惨な物語のイメージからは離れた印象。管弦楽としては聴きやすい。ケルテス/ロンドンso.はこれら交響詩、序曲、管弦楽曲をドヴォルザーク:管弦楽作品集-1/SXL 6348、管弦楽作品集-2/SXL 6510、管弦楽作品集-3/SXL 6543の3枚のLPに残らず収めており、交響曲以外の管弦楽作品まで全集として録音していた。当社では全集性をはっきりさせるため、管弦楽作品集-1/-2/-3とタイトルを付けた。これはドヴォルザーク:管弦楽作品集-2である。
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