商品コード:1316-064[ASTRÉE] M.シャピュイ(org) / コレット:クリスマスのための新しい曲集(全11曲)
商品コード: 1316-064
商品詳細:作曲家ミシェル・コレット(1707 - 1795)はフランス・ノルマンディーのルーアン生まれ。父親のガスパール・コレットはオルガニストで作曲家だった。1737年頃から1780年まで、パリのイエズス会の大学でオルガニストを勤めた。1773年以前にイングランドに旅したことも知られている。1780年、アングレーム公爵にオルガニストとして仕え、15年後、87歳でパリで亡くなった。コレットは多作家であった。彼が作曲した、舞台のためのバレエ音楽とディヴェルティメントの中には、『Arlequin(アルルカン)』『Armide(アルミード)』『le Jugement de Midas(ミダスの審判)』『les Âges(時代)』『Nina(ニナ)』『Persée(ペルセウス)』といったものがある。オルガン協奏曲など多くの協奏曲を作ったが、その中でも特筆すべきは25曲のコミック協奏曲である。それ以外にも、ソナタ、歌曲、室内器楽曲、クラヴサンのための小品、カンタータ、宗教声楽作品などがある。生前は高名な人だったが、今日では余り顧みられることがない。オルガン作品はコレットの中でもメジャーな曲ではないが、ミシェル・シャピュイはASTRÉEにこれら多くのマイナー作品の録音を行った。なかには世界初録音も多数含まれる。オルガニストのミシェル・シャピュイ(1930-2017)はフランスオルガン界の巨匠である。ノートルダム聖堂、ベルサイュ宮殿王室礼拝堂オルガニストを歴任しフランス古典音楽を極め、その稀に見る即興演奏は神がかり的とまで言われた。軽井沢のオルガンがフランス、クルトフォンテーヌのオーベルタン工房で完成したときの試奏をしたらしい。パリ音楽院でマルセル・デュプレに師事し、1951 年~ 1954 年までパリのサン・ジェルマン・ロセロワ教会と 1954 年~1972年までサン・ニコラ ・デ・ シャン教会のオルガニストを務め、1955 年~ 64 年までノートルダム大聖堂に移る。1964 年からはサン・セヴラン教会の名誉あるオルガニストを務めた。Valoisにバッハ:オルガン作品全集を録音している。ASTRÉEはValoisが1975年に創設したバロック専門レーベル。自動的にこちらでも活躍。これまで録音がなかったロベルデを取り上げ、ロベルデの唯一の録音である可能性が高い。ASTRÉEらしい選曲でマイナーではあるが例によって録音は大変素晴らしく、1970年代ステレオ・オーディオファイルLPとして差し支えないレベル。名録音技師:Dr. Thomas Galliaによる。マイナーオルガン曲の人気は今一つだが、初めて聴く音楽には先人の努力を感じざるを得ない。録音は確かに素晴らしい!
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