商品コード:1316-060[ASTRÉE] C.ラヴィエ指揮/ ラッソ:4声のシャンソン曲集2巻(21~44番)
商品コード: 1316-060
商品詳細:オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594)はラッススとも呼ばれ、ベルギー、エノー州のモンスの生まれ。後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。 ローマ楽派のジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナと並んで、こんにちでは、フランドル楽派のよく練れたポリフォニー様式を最も代表する作曲家の一人と見做されており、16世紀末のヨーロッパでは最も有名で最も影響力を振るった作曲家であった。後期ルネサンスでは最も多作な世界的作曲家であった。全部で優に2000あまりの作品のうち、ラテン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語の声楽曲があらゆるジャンルにわたって作曲されている。曲は多数のミサ曲、530曲のモテット、175曲のマドリガーレとヴィッラネッラ、150曲のシャンソン、90曲のリート である。ラッソ作の器楽曲が存在するかは厳密には分かっておらず、作曲しなかったのだとすれば、これほどの幅広い多作家である彼が、当時ヨーロッパ中で流行していたこのジャンルに手を着けなかったことは、大変興味深いことである。ドイツのバロック時代の作曲家ベネディクト・アントン・アウフシュナイターは理想の音楽の一つとしてラッソを挙げている。日本では人気があるとは言えないルネサンス期の声楽作品は、1960年代までの録音には確かに退屈な録音もあったが、ASTRÉEはVOLOISの古楽部門としてスタートし、これまでになかった選曲や高音質録音によって、全世界的に多くの古楽音楽の新しいリスナーを育てていったことも確かである。ASTRÉEの録音なら聴いてみようかという動機がまずスタートラインとなる。この録音も器楽伴奏のない男性合唱のみのア・カペラだが4声の異なる声部が絡み合う後期ルネサンスの音楽はシュッツなどと同様に非常に厳粛な空気感がある。それは世俗曲にも同様である。ASTRÉE録音を信用して、新しい世界へ足を踏み入れてみてはいかがだろう?世俗音楽というと教会音楽の格下に見られがちだが、ラッソの場合は一聴、教会音楽と間違うほどの敬虔さが漂う。フランドル楽派のポリフォニー様式を遵守しているからである。これはVol.2。
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