商品詳細：ラモーの世俗カンタータ「焦燥」「アキロンとオランティ」 「オルフェ」「テティス」「忠実な羊飼い」「見捨てられた恋人たち」の6曲を収録。後の音楽の大きな基盤となる「和声論」に対し重要な著述を遺したことでも知られるラモーは、教会オルガニストとして活躍し、鍵盤作品・宗教曲を手掛け、後半生は歌劇において30曲ほどの作品とともに名声を博した。これらの代表的なジャンル作品に比べると、カンタータの印象はさほど強くはないかもしれない。しかしサロンオペラとも呼ばれたラモーのカンタータは、歌劇作品の宣伝的役割も担いつつ、シャルパンティエ、クレランボーらに続いて好ましい評価を得た。フランスのバロック音楽に長けるリリックソプラノのI.プールナールを筆頭に、優れた歌い手達が発する響きから、バロック盛期の高雅な香りが立ちのぼる。(KT)

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