商品コード:1318-054b[ERATO] P.トルトゥリエ(vc)/ フォーレ:Vcソナタ1, 2番 他

[ 1318-054b ] Fauré - Paul Tortelier, Jean Hubeau



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商品コード: 1318-054b

作品名:フォーレ:Vcソナタ1番Op.109 | VcとPfのためのエレジー(悲歌)Op.24, Vcソナタ2番Op.117
演奏者:P.トルトゥリエ(vc)J.ユボー(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:ERATO
レコード番号:LDE 3193
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : 1963年フランス・アカデミーディスク賞受賞の印刷あり
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・第2版】---緑白竪琴2重内溝, 外周3cmに盛上り(カマボコ)あり, 9時にMade in France(横黒文字), 3時にMicrosillon incassable Longue Durée 33T. 1/3, 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手), 表記されたレコード番号:LDE 3193, Price Code:なし, Rights Society:BIEM, (P)なし, スタンパー/マトリクス:ERA LPL 1799 D1/ERA LPL 1800(ラウンド小文字スタンパー・仏PHILIPSタイプ), ERATO録音モノラル製造を示すERA LPL***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクスを使用, 補助マトリクス:-/C , 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではない, 1960年代のスタンパーによる1964年頃の製造分, 緑白竪琴内溝フラット盤存在せず, 中溝フラット盤はない, 外溝レーベル厚手盤存在する, 旧番号存在せず, 更に古いマトリクス存在せず, モノラル最古レーベル・最厚プレスではないが1年違い, ステレオ存在する, RIAAカーヴである, ERATO音源のERATO製作プレス, 工場:Société Phonographique Philips, モノラル・第2版, 2nd issue for mono
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---折返両面コートペラ, 10時にPrix Du ConservatoireAcadémie du Disque Français 1963, 表記されたジャケット番号:LDE 3193, Price Code:Artistique, 背文字:あり(黒色・白背景・上下絞り・黄色), ジャケ裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがモノラルは当ジャケットである), 製作:Erato Disques S.A., 印刷:Dillard et Cie. Imp. Paris, これより古いモノラルジャケット存在せず, 但しPrix Du ConservatoireAcadémie du Disque Français 1963の印刷がないジャケットが存在する可能性あり(あればそれが先), モノラル・オリジナル, original for mono
トピックス:1961年/1962年パリでのモノラル/ステレオ録音, 録音技師:Daniel Madelaine, プロデューサー:Michel Garcin, 1963年Éditions Costallatによりコピーライト登録・同年ERATOからモノラル:LDE 3193(緑白竪琴外溝レーベル・厚手盤・当ジャケット入り)にて初リリース→1964年頃同一番号・緑白竪琴2重内溝レーベル・厚手盤・当ジャケット入り(当盤)に変更される, これは初出から1年遅れのモノラル第2版盤となる, 但し同一的マトリクス使用で音質差は殆どないと思われる, ステレオ:STE 50101(ピンク竪琴外溝レーベル)で初リリース, これが初回録音, 英国大手レーベルはステレオのみが人気で高額だがERATOはモノラルの音質が良くステレオが高額とは限らない・特に音質に関してはモノラルに軍配が上がる場合が多い, 1974年ハイドシェックと再録音している, 当録音は1963年フランス・アカデミー・ディスク大賞受賞, 演奏;★★★★★, 音質:★★★★

商品詳細:トルトゥリエ最初のフォーレのVcソナタ+エレジー、初回録音。二度目の録音はピアノがハイドシェックで小品2曲が追加された。ステレオもあるが、これはモノラル・オリジナル。厚みのある太い中低域が充実した音色だ。エレジーはB面の頭に配置され聴きやすい。フォーレといえば何といってもこのエレジーが聴きもの。短い曲なのですぐ終わってしまうが、これ1曲でチェリストの技量がわかる。トゥルトゥリエのはまり曲だけに、この1曲の為に買っても損は無い。ソナタはフランス的な雰囲気を持つ。モノラルの分厚い音が満喫できる。大物チェロ奏者としてその名が知られるポール・トルトゥリエ(1914 - 1990)はパリ生まれ。6歳よりチェロを始め、パリ音楽院でチェロをジェラール・エッカンに師事、作曲と和声も学ぶ。インタビュー形式の自伝『ポール・トルトゥリエ チェリストの自画像』(音楽之友社 ISBN 978-4-276-20368-6)によれば、長年にわたる母親の熱心な励ましがトルトゥリエを支えたという。1930年、16歳でパリ音楽院チェロ科を1位で卒業。同年12月にはデビュー・リサイタルを開く。パブロ・カザルスに師事したとよく書物などに書かれるが、影響は多分に受けたものの直接習ったことはないとトルトゥリエ自身によって語られている。1935年、パリ音楽院作曲科を1位で卒業。以降、モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団、ボストン交響楽団、パリ音楽院管弦楽団の首席チェロ奏者を歴任した。1947年、トーマス・ビーチャム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団およびロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で独奏者として活動開始。1950年、カザルスを音楽監督として開催されたプラド音楽祭に参加、チェロ・パートのトップを受け持った。1950年代からEMIと契約、多くの録音を残した。1990年、パリ郊外のピラルソー音楽学校で心臓発作のため没。チェロにもたれかかったまま亡くなったという。この柔らかい音がよく出ている1950年代中期こそトルトゥリエの黄金期といえる。室内楽作品ではフォーレ・チェロソナタ2曲をトルトゥリエは得意としており、'60年代、'70年代とピアニストを変えて2回の録音がある。初回のゆったりとタップリの音で弾くフォーレにはバッハとは全く異なる世界感を見せてくれる。フォーレの音楽は綺麗に弾かれただけではその表面しか分からない。トルトゥリエのように中身を優しくえぐり出すような表現でないと内面を見ることは出来ない。その点で2回目のハイドシェックとの録音より、ずっと内面に迫った演奏であり、得意とした曲をしっかりと見せてくれた演奏といえる。内容的にはモノラルに軍配が上がることは当然である。

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