商品コード:1318-052[ERATO] バルヒェットQt. / シューマン:弦楽四重奏曲3番, ヴォルフ:イタリア風セレナーデ
商品コード: 1318-052
商品詳細:シューマンは弦楽四重奏を3曲残した。バルヒェットQt.がこの1曲しか録音しなかったのは残念だ。この時期のLDEは芯のある強い音が魅力。このロマンチックな曲をバルヒェットQt.は、求心力の強い厳しさが見え隠れする古風なスタイルで解釈。全体像を大掴みに設計した上で細部の表現にこだわった緻密な演奏。'70年代以降に出てきたスタイルとはまったく発想が異なる、あくまで外見的な所より柱となる重心が常にある。モノラル録音。バルヒェット四重奏団は1947年にシュトゥットガルトにて結成。モーツァルトの全曲録音など偉大な録音を残したが1962年、ラインホルト・バルヒェットは僅か41歳で自動車事故死により、この世から去ってしまう。大半の録音がVOXだが1960年頃からERATOにもバッハ:Vnソナタ全集等の名演を残している。これは1960年パリで録音されたバルヒェット四重奏団での唯一のERATO録音となる。ラインホルト・バルヒェットとしてはラクロワとのソナタ3枚の録音は有名だが、バルヒェット四重奏団としてのERATOへの録音があったことはあまり知られていない。またベートーヴェン等の録音もあるがドイツ・ロマン派作品の録音は非常に珍しい。ラインホルト・バルヒェットが亡くなる2年前の録音で、ERATO録音は多くない。
バルヒェットQtの在庫一覧へ