商品コード:1318-013n[AMBITUS] H.ホルトマン(pf) / バッハ:ゴルトベルク変奏曲
商品コード: 1318-013n
商品詳細:ドイツ・マイナーレーベルによる1986年録音・発売のデジタルだが初入荷の希少タイトル。デジタル録音の中にも興味深い録音は多くある。ピアノのハイドルン・ホルトマン (Heidrun Holtmann)は1961年ドイツ ミュンスター生まれの若手女性ピアニスト。4歳で音楽教育を受け始めた。 5年後、彼女はデトモルト音楽アカデミーに入学を認められ、そこでレナーテ・クレッチマー=フィッシャーの下で働き、最高の成績で学業を修了した。彼女は国内外のコンテストでいくつかの賞を受賞した。 1979 年に彼女はエクス・エクオで第 2 位、1982 年にはチューリッヒのゲザ・アンダ・コンクールで第 1 位を獲得し、数年以内に聴衆と批評家の両方から認められるようになった。その後、アンタル・ドラティ、イヴァン・フィッシャー、デヴィッド・ジンマンなどの指揮者と共演し、ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、デトロイト交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のほか、ドイツ国内外の多くの交響楽団や室内オーケストラとも共演した。彼女は、ザルツブルク音楽祭、パリのフェスティバル・ドートンヌ、バルセロナ音楽祭、ベルリン・フェスティバル、ルツェルン音楽祭、ストレーザのセッティマネ・ミュージカルリ、ブレシアとベルガモの国際ピアニスティコ音楽祭、ルール地方などの国際音楽祭に定期的に出演している。ピアノ・フェスティバル、シュレースヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭、ボン・ベートーヴェン・フェスト、ボン・ピアノ・サマー、MDRミュージック・サマー、ロッケンハウス、クフモ、プロイセン・コーヴでヨーロッパ、イスラエル、日本、台湾、アメリカ、カナダ、南米、南アジア、東南アジアでツアーを行っている。テレビコンサートなど、ラジオやテレビ番組で頻繁に取り上げられている。クラウスペーター・ザイベル指揮NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団との共演作品1本のほか、マルク・アンドレーエ指揮スヴィッツェラ・イタリアーナ管弦楽団との2つの初期モーツァルトのピアノ協奏曲のドキュメンタリーがルガノのスイス・テレビによって制作され、後にユーロアーツからDVDでリリースされた。このバッハはノルトキルヒェンにあるノルトキルヒェン城で録音された。所謂正統派を堂々と現代に持ち込んだピアニストである。全く奇をてらうことなく、1950~1960年代に名だたるピアニストたちが真摯に取り組んだようなまっとうな演奏を1980年代に行っている点に逆に驚かされる。何か現代的な工夫やアレンジがあってしかるべき時期なのにそれらが感じられない。30年前と何ら変わらないスタイル。ドイツだからこそのそんな録音なのだろう。米国ではありえない演奏。しかしこの正統に真摯に演奏された「ゴルトベルク変奏曲」こそが人の心に響く演奏であることは間違いのない事実だろう。デジタルを感じさせない良い音質で「愛すべき当たり前」がここにある。しかも初期盤より希少なレア・デジタル。LP2枚に入るゆったりしたテンポの繰り返しをしっかり行ったフル・ヴァージョン。マイナーレーベルなので知る人も少ない!
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