商品コード:1319-052[RCA] E.フリードマン(vn)/ Vn小品集(全12曲)/タルティーニ, チャイコフスキー, ヴィエニャフスキ 他
商品コード: 1319-052
商品詳細:エリック・フリードマン( 1939- 2004)は米国ニューヨーク生まれのヴァイオリン奏者。6歳からヴァイオリンを始め、10歳よりジュリアード音楽院でイヴァン・ガラミアンの薫陶を受けた。また、個人的にヤッシャ・ハイフェッツやナタン・ミルシテインのレッスンを受け、1959年からは南カリフォルニア大学でハイフェッツのクラスで学んだ。1961年にロンドンでバッハの2台のヴァイオリンのための協奏曲でハイフェッツと共演し録音を行っている。これはハイフェッツにとって他のヴァイオリニストと二重奏を録音した唯一のものである。RCAに録音を続ける傍ら、1966年のチャイコフスキー国際コンクールで6位入賞。 1980年に自動車事故で左手と腕を負傷してからはイェール大学での教育活動に専念した。「ニューヨーク・タイムズは」紙は、フリードマンのことを「巨匠ヴァイオリニスト。誰にでもフリードマンと判る、個性的なスタイルで演奏する名手」、権威ある弦楽器専門誌「ザ・ストラッド」誌は、「彼の才気は驚異的」と絶賛している。2004年に死去した後も熱狂的なファンによって語り継がれ、20世紀最高のアメリカ生まれのヴァイオリニストの一人とされている。彼の本名は「Eric」であったが、"Jascha Heifetz"や"Fritz Kreisler"のような13文字を持つように "k"を付け加え「Erick」に改名している。このジャケットにも「Erick」と記載されている。録音の大半が米RCA録音であるため欧州ではあまり知られていない。小澤征爾/ロンドン響、エーリヒ・ラインスドルフ/ボストン響という当時のRCAの看板指揮者たちと共演したチャイコフスキー、メンデルスゾーン、プロコフィエフの協奏曲、小品集、プレヴィンとのフランクとドビュッシー等を録音していて、米国では「ハイフェッツの後継者」と見られていた。1963年1月ニューヨークで録音された当LPはフリードマン唯一の小品集である。ハイフェッツの影響を多く受けたフリードマンの芸風は一言で言えば辛口であり、小品集といえども甘いささやきは皆無。米国の聴衆に好まれたスタイルを持っていたヴァイオリン奏者である。確かに晩年期のハイフェッツを思わせるスタイルを持つ。協奏曲録音が多い奏者でそれだけのパワーもあったが1966年録音を最後に一時録音が途絶えていたが、1971年に突然小澤征爾とチャイコフスキーの協奏曲を録音し驚かせた。その後は2000年頃までCDの新譜も発売していたが2004年に亡くなった。
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