商品コード:1320-040[DF] M.メイエル(pf) / ラヴェル・ピアノ作品集

[ 1320-040 ] Marcelle Meyer, Ravel ‎– L'Œuvre de Piano Par Marcelle Meyer



通常価格:¥ 110,000 税込

¥ 110,000 税込      

数量

商品コード: 1320-040

作品名:ラヴェル・ピアノ作品集/組曲「鏡」(全5曲)--蛾--悲しい鳥--海原の小舟--道化師の朝の歌--鐘の谷,夜のガスパール(全3曲)--オンディーヌ--絞首台--スカルボ | 水の戯れ,高雅にして感傷的なワルツ,ソナチネ,亡き王女のためのパヴァーヌ,クープランの墓,ハイドンの名によるメヌエット,古風なメヌエット
演奏者:M.メイエル(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:Les Discophiles Français
レコード番号:DF 100-1
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, Wジャケット2枚組, 2 single records set
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A : Sに近い過去最高の美品!
キズ情報:第1面5時に極小5回出る点,10時に小14回出る点,11時に微かに断続する2cmの斜め軽スレ,1時に無音シミ,第2面4時に微か~極小20回程出るスレ,11時に小5回出る点,第3面3時に微かに22回程出るシミ,第4面4時に小4回出る点,9時に小4+3回出る点と奧に極小7+小14回出るシミあり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤輪青地図内溝,12時にMade in France(ラウンド黒文字),フラット重量,Rights Society:記載なし,Price Code:なし,Ⓟなし,マトリクス/スタンパー:DF 100 1C1/DF 100 2C1・DF 101 1C1/DF 101 2C1(ストレート小文字マトリクス・Pathéタイプ),Les Discophiles Français録音を示すDF***で始まる専用マトリクス使用,補助マトリクス:ストレートM6スタンパート・M6 152470/M6 152467・M6 152468/M6 152469,再補助マトリクス:ストレートパテキュラー・PARTX 21136/PARTX 21137・PARTX 21134/PARTX 21135,ストレート・タイプの3種併存のPathéプレス,1950年代のスタンパーによる1955年頃製造分,これより古いレーベル存在せず,最古レーベル・最厚プレスである,更に古いマトリクス存在せず,ステレオ存在せず,RIAAカーヴではない,Les Discophiles Français音源のLes Discophiles Français製作Pathéプレス,工場:Pathé Marconi EMI, Chatou,オリジナル,original
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---見開濃緑疑似皮厚紙W(金文字・サークル),表記されたジャケット番号:DF 100-101,背文字:あり(金色型押・濃緑疑似皮厚紙背景),(P)(C)なし,ジャケ裏年号:なし,当社入荷履歴上で最古の年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである),製作:Les Discophiles Français - Henri Screpel,印刷:不明・フランス製,青色疑似皮紙シングルジャケット存在せず,淡緑クロス紙製Wジャケットはこの後になる,これより古いジャケット存在せず,N°100-101は存在せず,オリジナル,original
トピックス:1954年3月5-8日パリでのモノラル録音, 録音詳細不明, André Charlinが録音した可能性は高い, 1955年Les Discophiles Français - Henri Screpelによりコピーライト登録・同年Les Discophiles Français:DF 100-1(当装丁)にて初リリース, これは初年度リリース分オリジナル→1957年頃同一番号・同一レーベル・淡い淡緑クロス紙製Wジャケット入りになる→1985年La Voix De Son Maître:2909633(レフェランス・シリーズで再版), フランスでは1960-70年代のプレスは存在しない, 濃緑色疑似皮タイプのジャケット入りが初出で非常に希少, 過去の入荷で盤質7は存在しない, これも7/6だが過去入荷の中では最上ランクの盤質, 再版でベルギー Alpha:DB 102-3, 米国Haydn Society : HSL-111-2も存在するが音質は別次元, これは当社でも2度目のオリジナルの入荷, 1948年SPで高雅にして感傷的なワルツと「鏡」より3曲の旧録音が存在する, メイエルが残した代表作であり圧倒的な名演, 演奏:★★★★★++, 音質:★★★★★+

商品詳細:かのM.メイエルの代表作であり、今もってラヴェルのPf演奏の歴史的傑作に数えられる一枚。幸いにも'80年代パテのレファレンス・シリーズで再発が出ていて、それで聴くことが出来る。盤質が良く、キズに悩まされることもなく聴けるので、大抵の方はそれで良いと思う。しかし、多少のノイズがあっても、本物の音に触れたいという方にはお薦めしたい。材料による多少のノイズ等はあるが、時代を考慮すると状態は良い方。Meyerの発音だが近年メイエと記載されることが多いのが気にかかる。フランス人の名前はフランス語の発音規則とは異なることが多いので注意が必要。複数のフランス人に確認していてメイエルが最も近い。それも最後のルにアクセントがある。決してメイエではない。マルセル・メイエル(1897~1958)は、パリ音楽院でマルグリット・ロンとアルフレッド・コルトーに師事したピアニストで、1913年に一等賞を獲得して卒業。エリック・サティやジャン・コクトーと親交を結び、同時期に活動したダリウス・ミヨー、フランシス・プーランクらのフランスの若手作曲家グループ「6人組」の作品を積極的に紹介し「6人組の女神」と呼ばれた。1980年代に仏パテがレファランス・シリーズでメイエルのLPをかなり復刻し、それまで幻に近かったマルセル・メイエルの録音を誰でも聴くことができるようになった。Les Discophiles Françaisのオリジナル盤が国内に入ってきたのは1990年代に入ってからだろう。盤質の良いもの、日本人が許せる範囲のものはあっても僅かだろう。しかしオリジナル盤で聴くことで一層メイエルのピアニズムは明確になる。ロシアピアニズムを決して模範としなかったフランス・スクールのスタイルにはそれが何らかの原因で不可能だったからではないかと考えられる。勿論現在のフランスでも不可能なことに変わりはない。様々な要因が運よく重なり、ある限られた時期にだけ可能になった芸術は音楽に限らない。絵画は複製がきかないため、価格は億単位になる。しかしレコードは複製を念頭に製造された芸術である。100万円を超えるレコードは僅かしかない。オリジナル盤の持つ力は1点ものの絵画に近い性質がある。マスターテープが劣化した今、この程度の金額でオリジナル盤という文化的遺産に触れられることを喜ぶべきと考える。このラヴェル、メイエルの録音の中でも特別に演奏・音質ともに優れた演奏であり、あのペルルミュテルでさえ、ほど遠く感じられる圧巻の演奏はこの世のものとは思えないレベルに達している。

メイエルの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)