商品コード:1320-026n[ETERNA] R.マウアスベルガー指揮/ シュッツ:カンツィオーネス・サクラ(聖歌集) ・ (41曲のモテット)
商品コード: 1320-026n
商品詳細:ドレスデン・聖十字架教会は1200年には原型が建てられ、1764 年から 1800 年の間に後期バロック様式と初期古典主義様式で完成した、700 年以上の歴史を持つ聖十字架少年合唱団の本拠地である。この教会の一角に砂岩のレリーフでハインリヒ ・シュッツの肖像画が描かれたシュッツ礼拝堂がある。聖十字架教会は1945 年の第二次世界大戦により全焼した。再建時の一時的な解決策として非常に簡素に作られたが、ドレスデンの破壊を記憶に残すために、この教会の外観は保存されるべきであるという信念が確立された。2006 年に行われた教会の改修では、この意味で教会の特徴が確実に保たれるよう注意が払われた。シュッツ礼拝堂(シュッツカペレ)には当時のクロイツ・カントルであったルドルフ・マウアスベルガーから調度品が寄贈され、現在の形が保たれている。教会付きオルガンは 1956 年に全面的に改修され、1961年、ゲブリューダー・イェームリッヒ・オルガン工房により現在の形となった。2006年に1997 年に始まった内装改修が完了した。聖トーマス教会におけるトーマス・カントル同様、ドレスデン・聖十字架教会にはクロイツ・カントルという役職が存在し、ルドルフ・マウアスベルガーは1930–1971年まで在任した第25代目のクロイル・カントルである。弟のエアハルト・マウアスベルガー(1903- 1982)の兄であり、兄弟揃って、旧東ドイツ地域における2大宗教音楽の聖地でカントルをまっとうした兄弟であった。丁度LP録音の時期にあたり、シュッツ作品の録音の多くがルドルフ・マウアスベルガー指揮聖十字架少年合唱団によりETERNAにて行われた。この「カンツィオーネス・サクレ」と呼ばれる聖歌集は1963年当教会にて録音され、1964年にモノラルが発売された。1972年シュッツ・エディションが始まり、そこで元々あったステレオ音源を使ってプレスした盤が825 446-8のED黒盤である当盤である。従ってステレオは1972年発売のEDレーベルが初出となる。なお指揮者の名称はこれまでマウエスベルガーまたはマウエルスベルガーとしてきたが、2024年6月~よりドイツ語発音に近いマウアスベルガーで統一する。バッハと異なり、殊シュッツ演奏に限ってはETERNAは他のレーベルの追随を許さないレーベルである点は誰もが認めることだろう。カンツィオーネス・サクラ集は現在Op.4とされる聖歌集で1625年の作品(Hans Joachim Moser HEINRICH SCHUETZ・1953)。新全集第8-9巻SWV53-93である。
マウエスベルガーの在庫一覧へ