商品コード:1321-061[NIMBUS] Y.ギュラー(pf) / Y.ギュラーの芸術(全11曲)/バッハ, ショパン, スカルラッティ 他

[ 1321-061 ] Youra Guller – The Art Of


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商品コード: 1321-061

作品名:Y.ギュラーの芸術(全11曲)/バッハ(リスト編):前奏曲とフーガB.543,同(リスト編):幻想曲とフーガB.542,ショパン:12の練習曲集Op.25~第2番 ヘ短調 Op.25-2 | スカルラッティ:ソナタ ハ長調L.104,ソナタ ト短調 L.338,ソナタ ホ長調 L.23,アルベニス:ソナタ ニ長調,クープラン:クラウザン曲集第1巻・第1組曲~第16曲「花傘、またはやさしいナネット」,ラモー:クラウザン曲集と運指法・第1番(第2組曲)~第5曲「鳥のさえずり」,ダカン:つむじ風,C.バルバトス:ロマンス ハ長調
演奏者:Y.ギュラー(pf)
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:NIMBUS
レコード番号:2106
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:S
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---黄赤輪/茶,センターホール上にSTEREO QS Quadraphonic,6時にMade in England(ラウンド茶文字),グルーヴガード厚,Rights Society:記載なし,(P)1977,スタンパー/マトリクス:NIMBUS 2106-A1/NIMBUS 2106-B1 (手書き文字スタンパー・NIMBUSタイプ),NIMBUSステレオ製造を示すNIMBUS***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用,補助マトリクス:AR GR/AR GR,再補助マトリクス:なし,カッティングマスター:AR GRは不明,1970年頃のスタンパーによる1977年前後頃製造分,旧番号存在せず,これより古いステレオレーベル存在せず,最古レーベル・最厚プレスである,更に古いマトリクス存在せず,モノラル存在せず,RIAAカーヴである,NIMBUS音源のNIMBUS製作プレス不明,工場:不明,赤白輪レーベルも存在するが何方が先か不明,オリジナルとした,original
ジャケット:【英国でのオリジナル】---表コートペラ,7時にNimbus Recordsロゴ,表記されたジャケット番号:NIMBUS 2106,Price Code:なし,背文字:あり(黒色・クリーム背景),(P)なし(C)1977,ジャケ裏年号:なし,当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである),製作:Nimbus Records Limited,印刷:Garrod & Lofthouse Ltd.,これより古いジャケット存在せず,オリジナル,original
トピックス:1975年9月11日~13日英国バーミンガム・NIMBUS・スタジオでのステレオ録音, 録音技師:Gerald Reynolds, プロデューサー:Michael Reynolds, 1977年Nimbus Records Limitedによりコピーライト登録・同年NIMBUS:2106(当装丁)にて初リリース, レーベルの色が赤系と黄色系の2種存在するが何方が先であるか不明, 今回黄色系だが初年度リリース分オリジナルとした, 入荷の少ない希少タイトル! これはヨウラ・ギュラー最後のLP録音となった, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:Y.ギュラー(pf)によるPf作品集。1895年生まれのギュラー、'50年代に仏デュクレテ・トムソンに録音したショパンが非常に有名だが、当盤はそれからおよそ20年後80歳を越えた時の1979年演奏。同年代に活躍した仏女性ピアニストのタリアフェロ、ヴァルマレットなども高齢での録音を残しているが、ギュラーの演奏もまた80歳とは到底思えない演奏。是非この機会に円熟の仏女性ピアニストを聴いてみては?極めて録音の少ない巨匠。ヨウラ・ギュラーまたはユラ・ギュラー(1895 - 1980)はフランス・マルセイユに生まれ。両親はロシア系ルーマニアのユダヤ人。9歳でパリ音楽院に入学し、イジドール・フィリップの下で学んだ。1930年代、わずか10日間のコンサートツアーのために中国に8年間滞在し、第二次世界大戦とドイツ軍の侵攻の直前にフランスに戻った。ユダヤ人である彼女は活動を制限され、身を隠さざるを得なかった。1950年代の戦後、この著名なピアニストは病気のため時折演奏するのみとなった。1971年にニューヨークデビューを果たした。ドイツ・ミュンヘンで85歳で亡くなった。録音は少なく、1958年にDucretet Thomsonにショパンの10"盤を2枚(255C 039/255C 040)録音。それから15年後の1973年ERATOにSTU 70797でベートーヴェンのPfソナタ31/32番の2曲入りLPを録音していた。そして1975年英国録音のNIMBUS:2106が1977年に発売されただけである。これだけの録音にも関わらずヨウラ・ギュラーが話題となったのは勿論80歳で久々に新録音を世に出した当LPがあったからに違いない。それまで全く無名だった老ピアニストの珍しい新録音とあって、ヨウラ・ギュラーとは一体誰なのか?となったのである。すると1990年代に入りこれまで未発売だったライヴや放送音源が次々とCD化され一躍「時の人」となった次第である。Ducretet Thomsonにショパンの10"はほぼ幻の盤だけにオリジナルLPであるNIMBUS盤には大きな関心が集まったようである。しかし英国のマイナーレーベルであるNIMBUSにさほどの生産能力はなく、当時欲しくても入手できない品薄状態が長年続いたようである。その為1977年プレスながら2万円を超える高額盤扱いとなっている。それだけ受容と供給のバランスが最初から取れていないLPである。当社でも数回入荷しただけで、一時は35.000円を超える価格が付いたレア盤である。このLPの魅力は1970年代の発売ながら1950年代のパリ音楽院スタイルがそのまま残った化石のようなLPだからである。これが本当に1975年の録音であったなら驚くべきことである。1950年代のDucretet Thomson盤を聴いているような錯覚に陥る古風なスタイルがこのLPの最大の魅力!

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