商品コード:1321-057[RCA] J.マルティノン指揮/ ショスタコーヴィチ:交響曲1番, 黄金時代
商品コード: 1321-057
商品詳細:優秀録音で知られるこのアルバム、RCAとしてのオリジナルはLSC 2322だが、イギリス録音なので、このSB番号で持つのもいいだろう。スタンパーは1M-1M、盤の状態も非常に良い。19歳のショスタコーヴィチが、レニングラード音楽院の卒業制作に書いた1番と、初期のバレエ音楽のカップリング。「黄金時代」は、プロバガンダ的要素の強い作品だが、ショスタコーヴィチ特有の諧謔精神が発揮された軽妙な曲で、録音の素晴らしさにより、一段と輝きを増す。1957年の録音でマルティノンがDECCAで大活躍して多くの名演をDECCAに録音した時期である。これはRCAレーベルだが勿論DECCAチームによるロンドン録音でチャイコフスキー:悲愴等と変わらない録音である。当時DECCAとRCAは提携関係にあり、DECCAが録音した英国録音の一部がRCAへ供給された事実がある。カラヤンのウィーン録音でも同様のものがあったので理解されるだろう。従ってこれはSXL番号で発売された録音と同等である。RCA発売なのでこれまであまり知られていないがマルティノンの黄金時代の録音の一つ。ジャン・マルティノン(1910 - 1976)は、フランス・リヨン生まれの指揮者。1962年頃までDECCAに籍があったが1963年にシカゴ交響楽団の音楽監督となったことでレーベルはRCAに移籍した。この録音のRCAとは事情が異なるので注意。RCAに移籍後のマルティノンはオーケストラとの相性の悪さからDECCA時代のような名演は残していない。マルティノンのショスタコーヴィチと聞いても、多くの方がピンとこないだろう。しかしやはり黄金時代の録音だけあり、曲の好き嫌いは別として、明瞭かつリズミカルでダイナミックな手腕は流石といえるレベルである。いくつかのSXLシリーズより希少であり、同等のステレオ・オーディオファイルプレスである。音質の良さにおいてはSXL 2000番台と同等であると断言できる。選曲の理由は不明だがマルティノンは、自国フランスの音楽とともにロシア音楽も愛好していたらしい。同じ頃プロコフィエフ:交響曲 第5番をパリ音楽院管弦楽団と録音している。マルティノンは何より明晰で輝くような演奏をしている。
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