商品コード:1321-031[ARION] J.J.カントロフ(vn)/ サン・ジョルジュ:Vn協奏曲-1

[ 1321-031 ] Saint-Georges, Jean-Jacques Kantorow, Orchestre de Chambre Bernard Thomas – Concerto Opus VIII N°9, V N°2


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商品コード: 1321-031

作品名:サン・ジョルジュ:Vn協奏曲-1/Vn協奏曲 ト長調 Op.8-9 | Vn協奏曲イ長調 Op. 5-2
演奏者:J.J.カントロフ(vn)B.トマ指揮ベルナール・トマ室内o.
プレス国:フランス, France
レーベル:ARION
レコード番号:ARN 38253
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面7時に無音軽スレあり
レーベルタイプ:【フランスの第2版】---艶消黒/銀2本線,10時にMade in France(ラウンド銀文字),グルーヴガード厚,表記されたレコード番号:ARN 38253,Price Code:なし,(P)1974,Rights Society:DP,スタンパー/マトリクス:ARI 38253 A /ARI 38253 B (ラウンド小文字スタンパー・ARION/仏PHILIPSタイプ),ARIONステレオ製造を示すARI***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用,補助マトリクス:A/A,再補助マトリクス:YD/-,Pathéプレスではない(1970年代に入ると仏PHILIPSプレスになる),カッティング担当:YD?,1970年代のスタンパーを使った1977年頃製造分,黄紺/黒レーベル存在せず,黄緑/黒土手レーベル存在する,最古レーベル・最厚プレスではない,更に古いマトリクス存在せず,モノラル存在せず,RIAAカーヴである,ARION音源のARION製作仏PHILIPSプレス,ARIONレーベルのPathéプレスは最初期の数点のみ,工場:CIDIS.Phonogram, Antony,第2版,2nd issue
ジャケット:【フランスのオリジナル】---見開両面コート中入れ,10時に白色で竪琴マーク ARION ○○,リブレット綴込,裏面12時にLes Joyaux De Votre Discothèque,表記されたジャケット番号:ARN 38253,Price Code:CB 331,背文字:あり(白色・青背景),ジャケ裏年号:なし,(P)(C)1974,当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである),製作:Disques Arion S.A.,印刷:Imp.Est-typo-Offset-Vincennes,これより古いジャケット存在せず,オリジナル,original
トピックス:1974年又はそれ以前のパリ?でのステレオ録音, 録音技師:Claud Morel, プロデューサー:Ariane Segal, 1974年Disques Arion S.Aによりコピーライト登録・同年ARION:ARN 38253(黄緑/黒土手レーベル・当ジャケット入り)にて初リリース, これは1977年頃製造の艶消黒/銀2本線リリースの第2版盤がオリジナル・ジャケットに入るケース, 2枚あるサン・ジョルジュ:Vn協奏曲集のVol.1, Vol.2はARN 36346, 演奏:★★★★, 音質:★★★★★, ARIONは1967年Ariane Ségal によりパリで発足したレーベルで録音技師:Claude Morel (フランスでは)他と自らのプロデュースで良質で趣味性の高いLPを製作した, 小規模ながら誇張のない自然な高音質で人気を博したマイナーレーベルである!1985年イタリアの会社Ducale S.p.A.に売却された

商品詳細:J.J.カントロフによる、フランス古典のコンチェルト2曲である。カントロフはパリ音楽院でR.ベネデッティに師事した名手で、コンクール時にG.グールドに絶賛される等フランスでは大変珍しい超技巧派である。当盤はアルメニア系フランス人である彼ならではの選曲で、18世紀にパリで活躍した「黒人のモーツァルト」とも言われた、伝説の作曲家による協奏曲である。普段聴く機会の少ない作品ではあるが、実にポリフォニックな構成を見せ、18世紀にタイムスリップしたような特殊な空気感である。作曲家サン=ジョルジュ(1745-1799)は正式名をジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュといい、フランス領のグアドループ島で、プランテーションを営む地主とウォロフ族出身の奴隷の女性との間に生まれた。"ド・サン=ジョルジュ"という姓は、父が貴族の家柄ではないにもかかわらず勝手に名乗ったものである。8歳のときに父によりフランスで育てられ、ジャン=マリー・ルクレールにヴァイオリンを、フランソワ=ジョセフ・ゴセックに作曲を教わって頭角を現し、コンサートマスターや指揮者として活躍。その他にもダンスやフェンシング、乗馬でも名を馳せた。1787年にはロンドンでシュヴァリエ・デオンとフェンシングの試合をし、激闘の末敗れている。肌の色が黒かった事から「黒いモーツァルト」の異名を持つ作曲家。1769年にはゴセックのオーケストラのメンバーになり、主任奏者になった。芝居好きのモンテッソン侯爵夫人とルイ・フィリップ1世 (オルレアン公)の劇場のためにも作曲や指揮をした。その後、当時100人近い団員を抱える大オーケストラ、コンセール・ド・ラ・ロージュ・オランピック(フランス語版)のコンサートマスターにも選任された。フランツ・ヨーゼフ・ハイドンのパリ交響曲は、同楽団のために作曲されたものである。ルイ16世のヴェルサイユ王室楽団のディレクターにも指名されたが、ムラート(黒人との混血)と一緒に舞台に立ちたくないという歌手たちの反対にあい、断念させられた。サン=ジョルジュの作風は古典派の影響が大きく、オペラ、交響曲、弦楽四重奏曲などの作品を残した。彼の作品は、近年になってヴァイオリン協奏曲や弦楽四重奏曲などが録音などで取り上げられるようになっている。キューバではシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュの評価が高く、毎年「カリブの偉大な英雄」である彼を記念する文化週間が開かれている。2008年にはドキュメンタリー『キューバの黒いモーツァルト (The Black Mozart in Cuba)』が公開された。ヴァイオリン奏者のジャン・ジャック・カントロフは早い時期にサン・ジョルジュ:Vn協奏曲を録音している。世界初録音であるか不明だが、そのくらい当時は貴重な録音であった。カントロフはその後Vnソナタ集も録音している。Vn協奏曲はこの2曲の他ハ長調Op.5-1、ニ長調Op.3-1が入るARN 36346も出ている。4曲ですべて。Vn協奏曲は20曲以上存在すると思われる。モーツァルトより11年早く生まれたサン=ジョルジュの音楽はよりハイドンに近いかもしれない。ハイドン( 1732- 1809)と同時代のVn協奏曲と考えて良い。生い立ちからも想像されるように決して明るい作品ではないが、個性的なVn協奏曲として歴史に足跡を残している。

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