商品コード:1321-004[RCA] C.ミュンシュ指揮/ チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
商品コード: 1321-004
商品詳細:C.ミュンシュ指揮ボストンso.によるチャイコフスキーは1957年に弦楽セレナーデが録音され、同時期に録音されたエルガー:「序奏とアレグロ」 とバーバーの曲がカップリングされて米RCAから12"でリリースされたが、フランスでは最初にチャイコフスキー:弦楽セレナーデの1曲入り10"が単独リリースされ、約1年後くらいにエルガーが入る12"が発売されたようである。シャルル・ミュンシュ( 1891- 1968)は、当時ドイツ帝国領であったアルザス地方ストラスブールに生まれ、いったんはドイツ国籍を選択するが、のちにナチスの台頭を嫌いフランスに帰化した。1926年にはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の奏者となった。ゲヴァントハウス管弦楽団で1932年まで楽長のフルトヴェングラーやワルターの下でコンサートマスターを務める。ゲヴァントハウスではドイツ語でカール・ミュンヒ(Carl Münch)と呼ばれていた。1929年にパリで指揮者としてデビュー、1937年にパリ音楽院管弦楽団の指揮者となって、1946年まで在任した。1949年にボストン交響楽団の常任指揮者に就任、1962年までその座にあって、数々の演奏を行った。1960年にボストン交響楽団、1966年にフランス国立放送管弦楽団と来日、単身では1962年に日本フィルハーモニー交響楽団を指揮するために来日している。1970年にも来日する予定であったが、死去により叶わなかった。1967年にパリ管弦楽団が組織された際には初代の音楽監督に就任したが、翌年同団とともに演奏旅行中、アメリカのリッチモンドのホテルで心臓発作のため急逝した。77歳没。元々ヴァイオリン奏者であり、ミュンシュの弦楽には定評があった。ミュンシュのスタイルは同時代の指揮者に比べ意匠を排した近代的なものであるといえる。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の影響を感じる。とはいってもやはり1957年録音の密度の高い音質は良いものである。音質より曲数を優先される方は1960年頃発売された12"をお薦めする。
ミュンシュの在庫一覧へ